
通算7アンダーの8位タイでホールアウトした松山英樹。昨年はアマチュアとして出場し、プロ以上の成績を残したが、プロとして臨んだ今大会では思うようなゴルフができなったようだ。
「今の調子では(今週の日本プロゴルフ選手権で)優勝争いどころか、予選通過もやばいです。あと3日間調整期間があるから練習しないと」
と不機嫌そうに語っていた松山だが、この言葉にだまされてはいけない。
一昨年、長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップで予選落ちしたとき、ありえないぐらい調子がよくないといっておきながら、翌週のサン・クロレラクラシックでは通算8アンダーで6位タイに入っている。それ以降も、いきなり調子が上がるときが何度かあっただけに、調子が悪いという言葉を額面どおりに受け取るのは危険。とにかく、今週の日本プロゴルフ選手権が楽しみといったところだ。
文・山西英希、写真・鈴木健夫