
1月24日に66歳を迎えた尾崎将司。この日も昨日までと変わらず汗を流していた。「今年は自分に期待をしているんだ!」というジャンボに、自身のこと、そして若手のことを聞いた。
「ボーッとはしていられない。楽しみがあるんだよ」
「若返りの薬が欲しいよ(笑)」
昨季、自身22試合目のカシオワールドオープンで予選落ちし、帰り際のジャンボ尾崎がつぶやいた。予選通過試合ゼロで終わったプロ43年目。
しかし、44年目に向かうジャンボの姿は、軽やかで力強く、そしてワクワク感に満ちていた。
誕生日の1月24日。気温4度の9時から、小山内護や河井博大、河野晃一郎、今井克宗ら男子プロと汗を流し始めたジャンボに話を聞くと、力強い口調で“期待”という言葉を何度も口にした。
――まだ寒い時季ですが、大変軽やかに動かれていますね。若返りの薬を見つけられたようです。
ジャンボ尾崎(以下、ジャンボ) ハハ、そうか? まぁ、ちょっとやることが見つかったんだよ。今までにない目的が見えてきたんだ。だから、12月から体を動かしている。ただ、キツすぎるのはやらない。オフは長いわけだから(国内ツアー開幕は4月18~21日の東建ホームメイトカップ)、キツイのをやると、どっかで副作用みたいなものが出てくるからね。そうすると、何もできなくなる。だから、少しずつ動くというのを維持していきたいし、動くことをシーズン中でも続けていきたいんだ。