アニカ・ソレンスタムが競技へ復帰!! 目指すは全米シニア女子オープン優勝

シニア競技への復帰を決めたアニカ・ソレンスタム。まずはホームコースでのツアーで感覚を取り戻す 写真・Getty Images
シニア競技への復帰を決めたアニカ・ソレンスタム。まずはホームコースでのツアーで感覚を取り戻す 写真・Getty Images 【拡大】
 アニカ・ソレンスタムが、今週開催される米LPGAツアーのゲインブリッジ選手権に出場する。ツアー競技への出場は、2008年に引退してから13年ぶりのことだ。

 昨年10月に50歳となった元女王は、シニア競技への出場が可能になったことで、全米シニア女子オープンの優勝を目標として考えるようになった、という。そのため、実戦での感覚を取り戻そうと、ツアー競技への復帰を決めたにすぎず、フルシーズンを戦うわけではない。

 ソレンスタムはこの2カ月で2度、公の場でプレーしている。昨年12月には、メジャー覇者が親子で出場するイベント、PNCチャンピオンシップに父のトムさんと参戦。そして今年1月には米LPGAツアーの今季開幕戦、ダイヤモンドリゾーツトーナメント・オブ・チャンピオンズに、セレブリティ部門で出場した。

「久しぶりで、とても緊張した。私のプレーはすっかりさびついていて、特にグリーン周りは調整が必要」

 と、目標に向けての課題を見いだしていた。

 ゲインブリッジ選手権の開催コースはフロリダ州オーランド、ソレンスタムのホームコースのレイクノナゴルフ&カントリークラブだ。ソレンスタムは16番ホール沿いに自宅を構えている。

「知り尽くしたコースだから、再びゲームをシャープにするチャンス」

 と、参戦を決意した。

 1994年にツアー初参戦、引退するまでにツアー通算72勝、メジャーは10勝を挙げ、世界ゴルフ殿堂入りも果たしているソレンスタム。引退し2児の母となった後も、“アニカアカデミー”を通じたジュニア育成、〈アニカ〉ブランドのビジネス展開、コース設計にも携わるなど、ゴルフ界で積極的に活動している。さらに、趣味の料理でも教室を開く腕前で、精力的に活躍の場を広げている。

 また今年1月、国際ゴルフ連盟(IGF)の会長に就任した。東京オリンピックが開催されれば、現地に赴いての任務がある。

 ところが、全米シニア女子オープンの日程が、AIG女子オープンとの同週開催を避けるために変更となり、オリンピック競技と重なってしまった。それでもソレンスタムは、

「日程が合えば出場したい」

 と、意欲を見せている。

 ダイヤモンドリゾーツトーナメント・オブ・チャンピオンズで一緒にプレーした、ネリー・コルダやギャビー・ロペスら若い選手は、興奮を隠せなかった。

「(ソレンスタムは)プレーが今でもまだクールだった。グリーン周りのタッチは本当に非現実的」(コルダ)

 ファンにとってソレンスタムの正確なショットが再び見られることは大きな喜びだが、共にプレーする選手たちにもいい刺激になるだろう。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2021年3月9日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。 2011年、LPGAグローバルメディア賞を受賞。世界ゴルフ殿堂の選考委員も務める。

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