シーズン終了、そして新シーズン開幕、プロアマ再開、観客動員へ加速

2019-20シーズンはダスティン・ジョンソンが年間王者に。その力強いプレーを直接見られるのはいつだろうか 写真・Getty Images
2019-20シーズンはダスティン・ジョンソンが年間王者に。その力強いプレーを直接見られるのはいつだろうか 写真・Getty Images 【拡大】
 米PGAツアーの2019-20シーズンが、約3カ月の中断を経て再開後、13週で14大会を開催し、終了した。

 再開直後は緊張感に包まれていたが、選手や関係者も、毎週、週明けに現場でPCR検査を受けてからコースへ入場するスタイルに慣れ、少しずつ規制は緩和されている。当初はツアーへの家族同伴を禁止していたが現在は許可。また、選手のラウンドについて歩くためには、人数が限られ特別な許可が必要だったが、最終戦のツアー選手権では、人数制限なくコース内を帯同することが許された。そして、食事は選手も含めてテイクアウトのボックスのみだったのが、州によってはクラブハウスのレストランで食事ができるようになっている。

 さらに、メディアへの制限も少しずつ解除されている。メディアセンター内のデスクは相変わらずソーシャルディスタンスを保って設置され、室内でのマスク着用が義務づけられているが、取材を許可される人は週を追うごとに増えている。公式会見はZOOMなどを通じて行われるが、マスクを着けて2メートル離れることを条件に、直接インタビューすることも許可されている。

 また一度陽性となった選手もツアーへ復帰している。当初は感染から復帰した選手が同組でプレーしていたが、今ではその措置もなくなった。

「完璧ではなかったかもしれないが、われわれのツアー再開は素晴らしかった。そして今後もさらにアグレッシブな戦略でツアーを進めていく。ゴルフファンにとって夢のような1年になる」

 と、コミッショナーのジェイ・モナハン氏がいうように、翌週にはメジャー6大会を含む50試合の20-21シーズンが開幕した。ツアー再開以来ずっと中止されていたプロアマ戦も、9月21日からドミニカ共和国で開催されるコラレスプンタカナリゾートクラブ選手権で復活、シニアのPGAツアーチャンピオンズでは9月11日からサウスダコタ州のミネハハCCで開催されるサンフォードインターナショナルで1日1万枚のチケットを発売し、米国内で初めて観客を動員する。

 初の観客動員となるサウスダコタ州はロックダウンを行わず、マスク着用を義務づけていない数少ない州だ。8月に世界最大規模といわれるバイク愛好家のイベントが開催され50万人が集結した後、感染が拡大し、開催を許可したノーム州知事に批判の声も上がっている。

 しかし、プロアマ戦と入場料収入は大会運営にとって大きく、

「実際にこれらがなければ大会は成り立たなくなる。われわれはツアーでビジネスを行っている人々への責任もある」(モナハン氏)

 レギュラーツアーへの観客動員がいつ再開されるのか、今後の注目だ。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2020年9月29・10月6日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。 2011年、LPGAグローバルメディア賞を受賞。世界ゴルフ殿堂の選考委員も務める。

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