再開が発表された米PGAツアー、松山英樹の活躍に期待

プレーヤーズ選手権で試行錯誤を続けていたパッティングに光が見えた。いいイメージを維持して再開を待ちたい 写真・Getty Images
プレーヤーズ選手権で試行錯誤を続けていたパッティングに光が見えた。いいイメージを維持して再開を待ちたい 写真・Getty Images 【拡大】
 米PGAツアーが、6月11日からのチャールズ・シュワブチャレンジでツアーを再開すると発表した。

 同ツアーが中断されたのは3月12日、 プレーヤーズ選手権の初日を終えた夜だった。この大会中止の報を最も悔しがったのは松山英樹だったに違いない。初日に63のコースレコードをマークして単独トップに立っていた。

 2019-20年シーズンは11試合に出場し、10月のCJカップで3位タイ、ZOZOチャンピオンシップで2位など、フェデックスカップランキング10位につける安定した成績を残している。

 開幕からショットは好調だった。調子のよさから、さらに改良を加えようと試み、逆に悪い方向に走ってしまったことはあったが、安定感を保ち続けていた。

 ドライバーは、ソニーオープンからテーラーメイドのニューモデル、SIMMAXを使用。

「自分でもびっくりするほどよかった」

 アイアンも、フェニックスオープンの後、スリクソンの新モデルに入れ替えた。

「ドライバー、スプーン、アイアンは決まった。あとはパターとユーティリティ、4番アイアンをどう調整するか」

 と、一番の目標であるマスターズ制覇に向けて、セッティングは徐々に整っていた。

 ところがパターには悩み続けていた。2月のジェネシス招待で3日目にマレット型のパターを投入し、予選落ちの危機が一転5位タイに急浮上したものの、次戦のWGC-メキシコ選手権では早くもピン型のエースパター、スコッティ・キャメロンのニューポート2に戻すことに。さらに、中断前最後のラウンドとなったプレーヤーズ選手権初日は、練習日に届いたばかりの同じピン型で黒のヘッドのスコッティ・キャメロンで臨んでいた。

「パターを替えたからって入るわけではないけど、ロングパットのミスはあったもののショートパットはほぼミスをしなかったのはよかった。いろいろな人に聞きながらいろいろと試していてちょっとこんがらがってしまったのを、今日は自分の打ちたいように打ったらうまくいった」

 と、ストロークでも好感触をつかんでいた。

 ツアーが中止になってから、しばらくフロリダ州の自宅に滞在していた松山は、その後日本へ帰国した。予定どおりに再開されても渡米できるか分からない現在の状況で、オフより長い休戦となってしまった。中断前の最後のラウンドで得た好感触を維持して、その続きが見られることを楽しみに待ちたい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2020年5月12・19日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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