ローリー・マキロイが4年ぶりに世界ランキング1位に返り咲く

4年ぶりに世界ランキング1位になったマキロイ。昨年からの好調をキープしている 写真・Getty Images
4年ぶりに世界ランキング1位になったマキロイ。昨年からの好調をキープしている 写真・Getty Images 【拡大】
 ローリー・マキロイが2015年9月以来、4年半ぶりに世界ランキング1位に返り咲いた。初めて世界ランキング1位になったのは、12年、ホンダクラシックでタイガー・ウッズを下して優勝したときのこと。前週まではルーク・ドナルドが1位だった。

 今季のマキロイはWGC-HSBCチャンピオンズで優勝、1月のファーマーズインシュランスオープンでも3位タイと好調を維持していた。米国内のゴルフファンは「ローリー・イズ・バック!」と沸き、マキロイ自身も「たくさんの人に“おめでとう”といわれた」と、周囲の祝福ムードを喜んだ。

 ゴルフファンがマキロイの1位返り咲きを喜んだ理由は、昨年よりたびたび話題になっている、前週まで1位だったブルックス・ケプカによる“口撃”にある。

 昨年10月、CJカップに出場していたケプカが、マキロイとのライバル関係を聞かれ、「ライバルだと思っていない。ボクがツアーに来た15年以降、マキロイはメジャーに勝っていない」

 と発言し、マキロイへのリスペクトがない、とブーイングを浴びたのだ。

 ケプカは17年全米オープン、18年全米オープンと全米プロ選手権、19年全米プロ選手権と、メジャーで強さを見せている。18年10月に初めて世界ランキング1位に就き、昨年5月からその座を守ってきた。

 そして確かに、「ブルックスにわざわざ念押しされなくても分かっている」とマキロイ自身もいうように、メジャーは11年全米オープン、12年全米プロ選手権、14年全英オープンと全米プロ選手権を制したが、その後はタイトルから遠ざかっている。

 だが、昨季は第5のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権に勝利、8月にはツアー選手権を制し、自身2度目となる年間王者を獲得した。さらに、選手らによる投票で決まるプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出された。

 ケプカは、昨季左ヒザを痛め、10月に戦線復帰したもののCJカップで痛みが再発。1月、ヨーロピアンツアーのアブダビHSBC選手権で再び復帰したが、思わしい成績は残せていない。ジェネシス招待の開幕前には、

「ヒザは思った以上によくない状態で、今も痛みがある。もう100パーセントの状態に戻ることはないのかもしれない」(ケプカ)

 と話しており、復調にはしばらく時間がかかりそう。

 マキロイは世界ランキング1位に返り咲き後の初戦、ジェネシス招待で、最終日をトップで迎え5位タイで終戦、昨年からの好調をキープし続けている。4月のマスターズに勝てばキャリアグランドスラム達成となるマキロイ。米国内での注目度は、ますます高まっている。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2020年3月10日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

関連記事一覧

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ