往年のBIG3の一角、エルスがシニアデビュー。ミケルソンはどうする?

優勝は逃したものの、強さの片鱗を見せつけたエルス
写真・Getty Images
優勝は逃したものの、強さの片鱗を見せつけたエルス 写真・Getty Images 【拡大】
昨年10月に50歳を迎えたアーニー・エルスが、米シニアツアー、PGAツアーチャンピオンズのシーズン開幕戦、三菱電機選手権(1月17〜19日・ハワイ島)でシニアデビュー。ミゲル・アンヘル・ヒメネス、フレッド・カプルスとのプレーオフを戦い、惜しくもヒメネスに勝利を奪われたが、強さの健在ぶりを発揮。久々のビックネームのシニア入りにファンも大興奮だった。
初日はイーブンで出場38人中30位と出遅れたが、2日目にヘッドの重いパターに変えるとパットが決まって65をマークし、8位に急浮上。最終日も65で67のヒメネスとカプルスに並んでプレーオフへともつれ込んだ。
「勝てなかったことはもちろん悔しい。でも初日の出遅れを考えると、その後のゴルフは素晴らしかった。デビュー戦としては最高の出来」と、笑顔だった。一時はパッティングイップスで悩んだ時期もあっただけに、久々の優勝争いは大きな自信になったよう。さて気になるのは今後のスケジュール。果たしてシニアを主戦場に置くのだろか?
「30年近くも米ツアーと欧州ツアーの両方で戦うことをとても楽しんできた。正直いってそれをぜんぶ終わらせてしまうのはちょっと早いと思っている。僕の望みとしてはレギュラーツアーとチャンピオンズツアーを行ったり来たりで戦って行きたい。そう思っている」とエルス。1月末には欧州ツアーのサウジ・インターナショナルに出場する。
今年はエルス以外にもビッグネームがシニア入りの年齢を迎える。5月にはジム・フューリクとマイク・ウィア、そして6月にはフィル・ミケルソンが50歳だ。奇しくも誕生日の6月16日は全米オープン開催週で、会場は06年大会で勝ちを逃したウイングドフットGC(ニューヨーク州)。キャリアグランドスラム達成までこの全米オープンを残すだけのミケルソンにとって、なんとしてもリベンジしたい週でもある。米PGAツアーのザ・アメリカンエキスプレスに出場したミケルソンは「飛ばせなくなったら考えるかもしれないが……、今の僕は驚くほど飛んでいる。スイングスピードもあるし、このレギュラーツアーで戦えない理由がない」と、現在はシニア入りを考えていないときっぱりだった。昨年トレーニングで鍛え上げ7キロの減量に成功。平均飛距離は306ヤードでツアー19位だった。昨季のPGAツアーチャンピオンズはスコット・マキャロンが年間王者だったが、その前の5年間はベルンハルト・ランガーが4度の王者と強さを際立たせているから、ここにエルス、ミケルソンとビッグネームが入ってくれればとシニアファンは望むところだが……、今のところは起こりそうにない。
(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)

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