いよいよオリンピックイヤー、タイガー・ウッズは出場するのか

ZOZOチャンピオンシップの優勝でウッズのオリンピック出場が現実味を帯びている。ウッズ自身も意欲的だ 写真・佐々木啓
ZOZOチャンピオンシップの優勝でウッズのオリンピック出場が現実味を帯びている。ウッズ自身も意欲的だ 写真・佐々木啓 【拡大】
 2020年、いよいよ東京オリンピックが開催される。果たして誰のプレーを日本で見ることができるのか、各国の代表選手が大いに気になるところだ。

 中でも、トップランカーを抱える米国代表として、タイガー・ウッズがプレーするのかどうか、注目しているのは日本のファンだけではない。

 オリンピックのゴルフ競技に出場できるのは男女各60人。オリンピックゴルフランキングで各国の上位二人が資格を得て、15位以内であれば1カ国4人まで出場することができる。

 ウッズは、先のZOZOチャンピオンシップで米PGAツアー通算82勝目を挙げたことで、12月16日現在、オリンピックゴルフランキングで6位、米国選手で4番目の代表圏内につけている。

「44歳になるボクにとってはそんなに多くのチャンスは残されていないから、なんとしても代表に入りたい」

 と、ウッズ自身も意欲を見せている。その理由の一つはアスリート仲間、テニス選手のロジャー・フェデラーやセリーナ・ウィリアムズから話を聞いたことだという。

「オリンピックに出た友人たちが、あの空気は独特で、一生に一度は金メダルのために戦うべき、というんだ。彼らの経験談を聞いたらどうしても出たくなった」(ウッズ)

 オリンピックゴルフランキングは世界ランキングを基に算出されるが、世界ランキングは過去2年間、オリンピックゴルフランキングは18年7月以降の結果が反映される。直近の大会がより大きく反映され、ポイントの高いメジャーの成績次第で、今後も大きくランキングは入れ替わるだろう。18年ツアー選手権、19年マスターズの優勝によるポイントの反映率が下がるウッズは、年明け以降、成績が出なければ代表圏外へ落ちる可能性もある。

 現在ランキング1位のブルックス・ケプカは、ヒザを痛めて戦線を離脱している。7月には、

「オリンピックのことは、まだ考えていない。そのときがきたら考える」

 と発言をしていたが、復帰の時期が気になるところだ。

 そして、出場選手が3人になる可能性があるのは英国だ。ポール・ケーシーが3番手でランキング10位につけている。

「来年43歳のボクにとって東京が現実的に最後のチャンス。メジャーとオリンピックは同じ価値があると思うから、今の僕にとっては一番の目標」

 ランキング2位のローリー・マキロイは英国とアイルランドの選択肢があったが、アイルランド代表として出場することを表明した。

「ZOZOチャンピオンシップで日本はこんなにもゴルフに熱狂する国だと知った。この雰囲気の中で、ぜひとも自分の国を代表して戦いたい」

 まずは6月まで出場権を懸けた各国の代表争いを楽しみたい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2020年1月7・14日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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