ヨーロピアンツアーが全日程終了、川村昌弘が2020シーズンのシードを獲得

11月はダンロップフェニックスとカシオワールドオープンに出場、日本ツアーへの出場は5試合にとどまった 写真・佐々木啓
11月はダンロップフェニックスとカシオワールドオープンに出場、日本ツアーへの出場は5試合にとどまった 写真・佐々木啓 【拡大】
 昨年11月に開幕したヨーロピアンツアー2018-19年シーズンは、香港からスタートして30カ国を回り48試合が開催され、ドバイで開催されたDPワールドツアー選手権でジョン・ラームが優勝して全日程を終了した。ラームは同時にポイントランキングのレース・トゥ・ドバイでも、セベ・バレステロス以来二人目のスペイン人年間王者の座に輝いた。

「スペインには素晴らしい選手がいて、みんなセベを追いかけてきた。セルヒオ(・ガルシア)は何年もスペインのスターだし、ホセ(・マリア・オラサバル)もメジャーで優勝している。ミゲル(・アンヘル・ヒメネス)もアルバロ(・キロス)も何度もツアーで勝った。でも誰もこの年間王者には届かない中で、ボクが勝てたことは本当に信じられない」

 年間王者を決める戦いは最終戦の最終ホールまでもつれ込み、大会の優勝賞金がゴルフ史上最高額の300万ドル、年間王者のボーナスが200万ドル、合計500万ドルをラームは獲得した。

 19年シーズンのヨーロピアンツアーに参戦した日本人選手は、川村昌弘、谷原秀人、宮里優作の3選手。谷原、宮里は残念ながら来季のシード権を逃したが、今年初めてヨーロピアンツアーを主戦場とした川村が、レース・トゥ・ドバイのポイントランキング56位で来季の出場権を獲得した。ヨーロピアンツアーは、最終盤の3戦はポイントランキングで70位、60位、50位と出場人数が減らされていく。しかも高額賞金シリーズの「ロレックスシリーズ」に含まれているため、強豪たちもこぞって参戦する。最終戦は昨年までは60位まで出場できたのだが、今年から50位までしか出場できなくなったことで、56位の川村は出場できなかった。

「このままいったら(出場試合数不足で)日本ではツアーメンバーにはなれないし、ツアーメンバーになれたからといってすぐに日本に帰ってもつまらないから、今はしっかり海外でやりたいです。海外を目指すのは子供のころからの夢。全英オープンで優勝したいという大きな目標を持ってこれまでやってきたので、そこだけは大事にしていて譲れないんです。アマチュア時代は勝たない年はありませんでした。だからまずは早く、どこかでヨーロピアンツアー初優勝をしたいです」

 と、来年もヨーロピアンツアーに主軸を置き、世界を転戦する予定だ。

 気になるのは谷原と宮里の今後。日本ツアーに復帰するのか、あるいは再び海外に飛び出すべく道を開くのか、二人の動向に注目したい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年12月24・31日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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