ウッズがプレーイングキャプテンを決意、米国内でプレジデンツカップが盛り上がる

ライダーカップに比べ興味が薄かったプレジデンツカップだが、今年はタイガー・ウッズがキャプテンを務めることになり、期待が高まっている 写真・Getty Images
ライダーカップに比べ興味が薄かったプレジデンツカップだが、今年はタイガー・ウッズがキャプテンを務めることになり、期待が高まっている 写真・Getty Images 【拡大】
 今年は2年に一度のプレジデンツカップイヤー。米国選抜と世界選抜が威信を懸けて戦うこの大会が、今回は米国内で例年になく盛り上がりを見せている。

 その理由はタイガー・ウッズが初めて米国チームのキャプテンを務めるからだ。さらにキャプテン推薦で自身を選ぶことを発表し、ますます期待は膨らんでいる。

 ウッズが選手として最後に出場したのは2013年。ライダーカップも12年が最後だからチーム戦でのプレーは6年ぶりとなる。今年はマスターズに優勝したが、その後の成績が振るわずプレジデンツカップポイントランキングの上位8人に入れなかった。シーズン終了直後に左ヒザを手術、リハビリを続けていたが、

「実際にどれだけプレーができるか分からなかったが、ZOZOチャンピオンシップでの勝利が大きな自信となり、もう一度仲間と一緒にプレーをしてみたいと決断した」(ウッズ)

 プレーイングキャプテンとして自身も戦いながらチームの采配を振るうのはとても難しい。これまで、1994年の第1回にヘイル・アーウィンが米国チームで務めたことがあるだけだ。しかしウッズは、

「ボクは副キャプテンを何度も務めてきたし、今回はフレッド(・カプルス)とスティーブ(・ストリッカー)が副キャプテンとしてサポートしてくれる。選手たちにはいつでもどんなことでも、電話でもテキストでもいいから連絡するように伝えた。みんなで意見を出し合ってチームを作る」

 と、自信を見せている。

 これまでの12回では、米国が10勝1分1敗と圧倒的な強さを見せている。今年も米国チームは世界ランキング10位以内がズラリと揃い、過去最強ともいわれる布陣。一方の世界選抜は最上位のアダム・スコットが18位と、実力差は大きい。

 米国ファンの期待を一身に背負うウッズだが、不安要素もある。安定感バツグンの世界ランキング1位、ブルックス・ケプカがヒザを故障して欠場を表明。さらに大会前週は自身が主催するヒーローワールドチャレンジがバハマで開催される。今年は土曜日終了としたが、米国勢のほとんどがバハマからの移動とあって、時差ボケや疲れがかなり心配される。

 世界選抜のキャプテンは、ウッズと同時代を戦ってきたライバルのアーニー・エルスだ。さらに、今年の開催コース、ロイヤルメルボルンGCは、世界選抜唯一の勝利である98年大会と同じコースと験がいい。

「オーストラリアは世界選抜にとってはホームカントリー。母国からの応援を背にすれば大きな力が発揮できる」(エルス)

 自身の戦績ではウッズに大きく水をあけられているエルスが、一矢報いることができるかにも注目だ。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年12月10日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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