米PGAツアー7年目の松山英樹、ショットに自信を得て年内を終戦

ショットに手応えを感じ新シーズンの開幕を迎えた松山英樹。徐々に結果となって表れ始めている 写真・佐々木啓
ショットに手応えを感じ新シーズンの開幕を迎えた松山英樹。徐々に結果となって表れ始めている 写真・佐々木啓 【拡大】
 松山英樹が米PGAツアー参戦7年目を迎えた。ここまで5試合に出場、初戦のセーフウェイオープンこそ予選落ちだったが、シュライナーズ・ホスピタルズ・オープンは16位タイ、CJカップ3位タイ、ZOZOチャンピオンシップ2位、WGC-HSBC選手権11位タイ。既にフェデックスカップポイントは566ポイントを獲得し、プレーオフ第1戦に進むことが確実となった。

「年明けからは、だいぶ楽にプレーできると思う」

 好調の最大の要因はドライバーショットが安定したことだ。

「この2年くらいショットがうまくいかない状態が続いていたが、ここ3大会ぐらい安定していることはすごく大きい。どこかに不安を感じながら打ってもある程度真っすぐ行くようになってきたので、あとは自信を持って打てるようになれば。ティショットはまだまだ自信を持って打てるレベルではないけど、少しずつ勝負ができる幅には収まってきていると思う」

 松山は昨シーズンの終了後、4週間のオフを取った。課題に挙げていたのはドライバーとパッティングだったが、

「開幕戦は自分の中ではめちゃくちゃ仕上がったな! と自信を持って優勝を狙いにいった」

 と、充実したオフを過ごした。結果は予選落ちだったものの、ショットの手応えは悪くなかった。

「いいスイングはできているのに、オフにつかんだものが出せなかった。やはり試合会場に来ると力が入ってしまうのかなと思う。でも、以前のように何をしたいのか分からないという状態ではなく、自分でやるべきことは分かっているので、それができれば結果はついてくると思う」

 その松山の感触は正しかった。特に、母国で初の米PGAツアーとあって、ギャラリーの期待を一身に背負ったZOZOチャンピオンシップでは、首位を走るタイガー・ウッズを猛追、大会を盛り上げた。

 しかし、その疲労が想像以上だったのか、HSBC選手権初日、腰痛に見舞われた。

「朝起きたら腰が動かなくてびっくりした。体調管理の重要さをあらためて感じた」

 ラウンド後の練習をやめ休養に充てるなど調整し、2日目以降徐々に順位を上げて年内の米PGAツアーを終戦。出場を考慮していた三井住友VISA太平洋マスターズは休養に充て、今週はダンロップフェニックスに出場、その後プレジデンツカップに臨む。

「まずはしっかり休んで、今やっていることを続けられるようにしたい。さらにドライバーとパットを磨かないと話にならないし、アイアンもドライバーとのつながりという点で、まだ納得のいかない部分はある。クラブの調整を含めて、来年は勝てるようにしたい」

 珍しく自信をのぞかせながら戦う2019-20シーズン。来年も松山から目が離せない。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年12月3日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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