開幕から2戦連続予選落ちの小平智、自信をつけZOZOチャンピオンシップへ

2018-19シーズン終了後、日本ツアーに2試合出場。米国で2試合戦い、再び日本で2試合、さらにメキシコと米国。その後は未定というが、年内はハードスケジュールの小平智 写真・村上航
2018-19シーズン終了後、日本ツアーに2試合出場。米国で2試合戦い、再び日本で2試合、さらにメキシコと米国。その後は未定というが、年内はハードスケジュールの小平智 写真・村上航 【拡大】
 昨年4月、RBCヘリテージで優勝してから約1年半、米PGAツアーを主戦場としている小平智が19-20シーズンを開幕した。優勝で得られる賞金シードは今季いっぱい。結果を出さなければ来季はここで戦えなくなる。

 今季第3戦のセーフウェイオープンを初戦に選んだ小平は、続くシュライナーズ・ホスピタルズ・オープンでも予選落ち、厳しい幕開けとなってしまった。

 昨季の小平は22試合に出場し、予選落ちが10回。今季から予選通過が70位までから65位までに絞られることになり、初日、2日目からスコアを伸ばすことが求められる。来季も米PGAツアーでプレーするためには、2戦連続の予選落ちは避けたいところだっただろう。しかし、

「この2試合は感覚を戻すという面でとてもよかったです。成績だけを見ると自信なさそうですが、調子もいいし、自信もつきました。自分の感覚と成績に、かなりギャップがありますね」

 と、練習場でショットの調整に励む小平の表情は明るかった。

「気持ちよくゴルフができているのに、いいショットがつながらなかったり、いいショットを打っても行ってはいけないところに転がったり、歯車がかみ合っていないだけ。ショット自体は悪くないので不安はまったくありません。これから試行錯誤していい流れがきたら、自分でその流れを引き寄せるようにしたいです」

 ひとまず2戦を終えて小平は一時帰国し、日本オープンとZOZOチャンピオンシップに出場する。

「初めて出た日本オープンが、今回と同じ古賀ゴルフ・クラブなので、少し思い入れがあるんです。大学1年のときだったと思うのですが80台でしか回れなくて。自分がどこまでレベルアップできているか、あのとき抱いた感情とどう違うのかを確かめるいい機会だと思います」

 日本で米PGAツアーが初開催されるとあって、ZOZOチャンピオンシップへの出場は、小平の一つの目標だった。

「慣れ親しんだ芝は有利だなと思う半面、海外の選手が日本のコースでどう戦うか未知数。だから、自分自身が今“有利だろうな”と思っている部分が、米PGAツアーの選手たちにはどう働くのか、興味があります。かなり楽しみ」

 そしてその後は、メキシコで開催されるマヤコバクラシック、そして年内最終戦のRSMクラシックに参戦する予定だ。まずは日本できっかけをつかみたいところだが、

「もちろん、慣れ親しんだ日本開催というアドバンテージは生かして頑張りたいけど、日本で流れをつかめても、米国では思うようにさせてもらえない。こっちでいいプレーをして自信をつけることが大事」

 開幕したばかりのシーズン、巻き返しを図る。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年10月29日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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