ガレス・ジョーンズHCが渋野日向子に接触。丸山や服部との役割分担は?

日本女子オープンでの渋野日向子(写真・村上航)
日本女子オープンでの渋野日向子(写真・村上航) 【拡大】
日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームのコーチであるガレス・ジョーンズ氏が、日本女子オープンの開幕前に会場(三重・白山ビレッジGCクイーンC)で全英女子オープン王者・渋野日向子らと接触。「早くも五輪に向けての強化か?」などと勘ぐる向きもあったが、現実には「自己紹介程度で、その後大会期間中に顔を合わせても、あいさつ程度だった」(JGA関係者)。
というのも、ジョーンズ氏は渋野をコーチする立場にはないからだ。ジョーンズ氏が会場を訪れていたのは「ナショナルチームの卒業生や現役選手からちょっと見てほしいと言われた場合に対応するため」(前出の関係者)だったという。
一方、オリンピックのゴルフ競技における強化委員会はJGA,PGA(日本プロゴルフ協会)、JGTO(日本ゴルフツアー機構)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)からなる別組織。強化委員長はPGA会長の倉本昌弘、ヘッドコーチが丸山茂樹、女子コーチが服部道子という布陣だ。
とはいえややこしいのが、日本代表チームは存在するものの、ゴルフが団体競技ではないこと。しかもプロゴルファーには日頃からサポートを受けているプライベートコーチがいる。
現在JOC(日本オリンピック委員会)の強化選手は男女それぞれ8名いるが、長年一緒に頑張ってきたコーチを差し置いて技術面の指導をすることはそもそも難しいのだ。
前回のリオ五輪では、丸山が男女のコーチを兼任したわけだが、女子とのコミュニケーションで四苦八苦。「リオでは女子のコーチもやらせてもらったが、女性に対してどこまで言ったらいいか分からず、選手とのコミュニケーションが難しかった」と裏事情を明かしている。
そのため東京では専任の女子コーチを要望し、服部道子に決まったもの。日本代表の女子コーチ就任時の記者会見(6月26日、都内)で、服部はこう語っている。
「コーチの役割はスポークスマン(広報官)だと聞いております。しっかりとコミュニケーションを取って、選手がプレーしやすい環境を作りたい」。マスコミ対応や側面からのサポートが自分の役割だと、説明している。
丸山ヘッドコーチも、同じスタンス。「リオの時と変わりなく、広報として、選手に求められることがあれば即座に対応したい。僕のモットーである、チームを明るく、楽しく導くことだけは頑張りたいと思っています」。
世界ランキングによって代表が正式に決まるのは大会の1か月前。代表がある程度絞られるのは来年の3月頃との見方が強い。コーチ陣の仕事は環境づくりと広報活動、精神面でのサポートなど、ごくごく限られたものになることは確かだ。
(日本ゴルフジャーナリスト会長代行・小川朗)

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ