ZOZOチャンピオンシップ直前のスキンズマッチが米国内で話題のワケ

観戦チケットはZOZOチャンピオンシップのチケットを購入した人の中から抽選販売だという
観戦チケットはZOZOチャンピオンシップのチケットを購入した人の中から抽選販売だという 【拡大】
 日本で開催される初の米PGAツアー、ZOZOチャンピオンシップの開幕直前、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、ジェイソン・デイと松山英樹という4人のスキンズマッチが10月21日(月)に開催される。

「ザ・チャレンジ:ジャパン・スキンズ」というタイトルのこのイベントは、GOLFTVが主催する。同社は昨年、米PGAツアーと契約を結ぶと同時にウッズとも契約。米PGAツアーをはじめ欧州PGAツアーなど世界の試合を、ネット配信やオンデマンドで視聴できるサービスだ。

 さて、このイベントが米国ゴルフ界でちょっとした話題になっている。というのも、ウッズが8月末に左ヒザの手術をしていたことを公表したからだ。米国内でも7月くらいから「ウッズが日本で大きなイベントを行う」といううわさはあったが、この手術を発表したことで、出場が既に発表されていたZOZOチャンピオンシップへの参戦すら危ぶむ声が出ていた。

 今年は4月にマスターズで歴史的勝利を挙げて世界中を沸かせたウッズだが、その後は振るわず、プレーオフ初戦のノーザントラストで腰痛を訴えて棄権すると、昨年、復活優勝を遂げた最終戦のツアー選手権への進出を逃した。そして、手術を発表したのだ。

 今回は、以前の手術で軟骨が小さなダメージを受けたことを解消する処置だったという。ウッズ本人は、9月末にチャリティイベントでテレビ出演し、

「もう歩けているし、先週ドクターから練習開始のゴーサインが出て、9ホールのプレーもした。まだ痛みはあるが、トレーニングを始めている。完全復帰だ。10月の日本行きをとても楽しみにしている」

 と話し、13年ぶりの日本でのプレーに意欲を見せている。このスキンズマッチへの出場が決まったことで、ウッズのヒザは快方へ向かっている、とファンはひと安心したのだ。

 スタート時間の13時は、米国の東海岸は24時、西海岸は21時である。ゴルフチャンネルでの視聴が可能な米国内は、日曜日夜のアメリカンフットボール中継が終わったばかりとあって、多くの視聴者が見込まれる。

 ところで、発表されたこのマッチの賞金総額は35万ドル。昨年のウッズとフィル・ミケルソンのマッチが900万ドルだったことを考えると、現在のゴルフイベントの賞金の相場よりかなり安い。ZOZOチャンピオンシップは米PGAツアーの大会なのでアピアランスマネーと呼ばれる出場料が支払われることはないが、スキンズマッチには金額は不明ながらアピアランスマネーが支払われているはず。ゲームそのものはプライドを懸けた戦いだが、ウッズが“日本でのプレーが楽しみだ”と話す、理由の一つになっているのかもしれない。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年10月22日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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