参戦5年目の横峯さくらが来季のシード権をほぼ確定

9月に日本で2試合に出場し、すぐ米LPGAツアーに戻った横峯。ラウンド中も笑顔が見られた 写真・Getty Images
9月に日本で2試合に出場し、すぐ米LPGAツアーに戻った横峯。ラウンド中も笑顔が見られた 写真・Getty Images 【拡大】
 米LPGAツアー参戦5年目の横峯さくらが、今季も奮闘している。9月23日現在、賞金ランキング73位と、賞金ランキング80位以内に与えられる来季のシード権を無事に獲得できそうだ。

 現在、レース・トゥ・CMEグローブのポイントレースは76位。最終戦のCMEグループツアー選手権は今年からポイントランキング60位タイまでと出場人数が絞られたため、出場権を得られていないが、まだチャンスはある。横峯が現在拠点としているテキサス州ダラスで開催される、今週のボランティアズ・オブ・アメリカクラシックで上位に食い込めば、次戦からの出場人数の少ないアジアシリーズへ出場する道も開け、最終戦出場に向けてポイントを稼ぐことができる。

 持ち球はフェードボールの横峯だが、ときどき左に行くショットに悩まされることがある。ここ数年の練習は、その修正に費やしてきた。練習場ではメンタルトレーナーとキャディを務める夫に動画を撮影してもらい、ホテルに戻れば部屋の家具を動かしてスペースをつくり、素振りを繰り返している。

「左に行くのを嫌がって、結果的に右に曲げてしまうこともあります。でも、右に行くほうがまだいいんです」

 と一進一退ではあったが、AIG全英女子オープンで今季メジャー最高位の24位タイに入ると、

「久しぶりにいいゴルフができました。もったいないところもありましたが、一番うれしかったのは、3日目に一回も左に行くショットがなかったこと。メジャーで4日間戦えたことは今の私には大きいです」

 と、復調の糸口を見つけ明るい表情を見せた。

 笑顔が増えた理由は他にもある。

 横峯といえば、プロ転向以来玄米食を徹底するなど、管理栄養士を帯同し口にするものを徹底的にコントロール、トレーニングもスイングと連動した独自のメニューを行い、余分なものをそぎ落とすことで、シーズンを通して安定したコンディションをキープしていた。今年は少し顔もふっくらし、体も日本で戦っていたころに比べ、ひと回り以上も大きくアスリートらしくなっている。トレーニングの方法を変え、プロテインを積極的に摂取するなど、筋肉をつけるようにした。自身に合うプロテインが見つかったことで、肉体改造もうまくいっている。

「今年は昨年と違って、スイングに積み重ねてきているものが明確に感じられる。来季シード権に向けて最後までしっかり頑張りたい」

「今ゴルフがすごく楽しい」という横峯。米LPGAツアーでの優勝を目標に、これからも戦い続ける。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年10月15日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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