米PGAツアーが来季日程を発表、3試合増えスケジュールはシビアに

ジェイソン・デイもZOZO選手権への参戦を表明。トップ選手もフォールシーズンを無視できなくなった 写真・村上航
ジェイソン・デイもZOZO選手権への参戦を表明。トップ選手もフォールシーズンを無視できなくなった 写真・村上航 【拡大】
 先日、来季の米PGAツアーの日程が発表された。開幕は今年9月第2週、2020年8月末まで49試合が開催される。今季と比べると3大会の増加で、2年ぶりに再開される、開幕戦のア・ミリタリートリビュート・アット・ザ・グリーンブライヤーと、10月に日本で行われるZOZO選手権と、その翌週のバミューダ選手権の2試合が新設される。

 注目は、9月から年末に行われるフォールシリーズが11大会開催されることだ。ZOZO選手権も含め今季より4試合も増えている。

「シーズンが短くなったとツアーはいうが、実際は秋に試合がぐんと増えた。これを休んで1月から始動なんてのんびり構えていると、年明けにはすでに大きなポイント差がつけられる。悠長なことはいっていられない」

 と、元世界ランキング1位のジェイソン・デイは、ZOZO選手権をはじめ積極的に出場する意向だ。ツアー7年目となる松山英樹も韓国でのCJカップ、16年に優勝した上海でのWGC-HSBCチャンピオンズのほか、9月早々にも数試合の出場を検討している。これまで人気選手が不在だったフォールシリーズだが、来季から様子が変わりそうだ。

 ツアー競技以外にも、12月半ばにプレジデンツカップがオーストラリアで行われ、来年8月には東京オリンピックも控えている。

「なんとも忙しいシーズンになる。トップ選手にとっては、どの試合に出場するかスケジュールを管理することがとても重要。1年を通して自分のリズムをつくることが大きなカギ」

 と、16年リオ五輪の金メダリスト、ジャスティン・ローズは少し不安を見せた。

 一方で全米プロゴルフ選手権が5月に移ってから2シーズン目を迎える。“第5のメジャー”ザ・プレーヤーズ選手権が3月にあり、メジャーが4月以降約1カ月置きに開催されることは、選手にはおおむね好評だ。

「19年は初めてメジャーを毎月戦ったが、これはいいトライアルになった。自分のピークがどうすればメジャーに合わせられるか、来年はうまく調整したい」(ローズ)

 全英オープンが終わるとオリンピック(7月30日~8月2日)が開催される。出場はトップの中でも限られた選手だが、辞退選手が続出した前回とは異なり、

「まだどの試合に出場するかは決めていないが、時期が近づいたら五輪に向けて考えたい」

 と、現在世界ランキング1位のブルックス・ケプカが話すなど、ほとんどのトップ選手が出場する意向を見せている。

 その翌週は、レギュラーシーズンの最終戦であるウィンダム選手権、直後にフェデックスカップのプレーオフ3連戦だ。開幕からプレーオフまで、まさに目まぐるしい一年となる。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年9月10日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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