ZOZO選手権は最高60万円、米PGAツアーのチケットの価格は?

米PGAツアーで最も多くのギャラリーが集まるザ・プレーヤーズ選手権。ホスピタリティテントからの眺めが素晴らしい 写真・Getty Images
米PGAツアーで最も多くのギャラリーが集まるザ・プレーヤーズ選手権。ホスピタリティテントからの眺めが素晴らしい 写真・Getty Images 【拡大】
 今秋、日本で開催される米PGAツアー、ZOZO選手権のチケットが発売された。最も目を引くのは60万円(税込み)の「VIPラウンジつきチケット」だ。本戦4日間の通し券で、9番ホールのグリーンサイドでの観戦、空調つきのVIPラウンジ、ビュッフェ、特別駐車券が含まれている。日本ツアーでもプレミアムチケットを発売する試合はいくつかあるが、この値段設定は破格だろう。

 米PGAツアーは、収入源としてチケットの売り上げが大きな割合を占めている。試合によっては前売りで完売、当日券が発売されないこともある。チケット代は試合ごとに異なるが、出場人数が70人とZOZO選手権とほぼ同じ、プレーオフ2戦目のBMW選手権の例を紹介しよう。

 この大会には数種類のチケットがあり、通常の観戦チケットに当たる「グランドチケット」と、いわゆるホスピタリティテントに入ることができる「グリーンコートクラブ」、「1899クラブ」、「トロフィークラブ」がある。米PGAツアーではチケットの種類が豊富な試合がほとんどだ。

 最も高価な「グリーンコートクラブ」は、一日券で795ドル(約9万円)。14番グリーンと15番ティを望むホスピタリティテントで観戦できる。2階のテラス席からはクラブハウスを望むパノラマビューで、着席しての食事、アルコールなどのドリンクも含まれ、駐車場はバレーパーキングだ。開催1カ月前には、すでに4日間すべての日程が完売している。最も高額なチケットが先に売れるというのが米PGAツアーの現状だ。

「1899クラブ」は、12番ホール横のホスピタリティテントでの食べ放題、飲み放題がつき、予選ラウンドが一日400ドル(約4万5000円)、決勝ラウンドは一日450ドル(約5万円)。が、こちらも金曜日はすでに完売。

 もう少し庶民的な「トロフィークラブ」は18番フェアウェイ横のホスピタリティテントでの観戦が可能。試合は全日一日110ドル(約1万2000円)、練習日は45ドル(約5000円)。食事とドリンクは別料金となっている。

 通常の観戦チケットは練習日が30ドル(約3400円)、試合は全日65ドル(約7300円)だからZOZO選手権の半額に近い。16歳以下はチケットを持つ大人と同伴であれは無料、軍人は退役した人も含め無料で入場できる。

 米PGAツアーでは、開催コースを決める際、コースそのもののデザインとは別に「どれだけホスピタリティテントが作れるかが重要」といわれている。観戦を楽しみながら食事も楽しみ、アルコールも入ると声援も大きくなる。

 日本ツアーより高めのチケット代だが、ギャラリーの楽しみ方にも多様性がある。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年8月20・27日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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