藤田光里、ステップ・アップ・ツアーでの“忘れ物”を回収できるか!?

ここからどう打つか……悩む、藤田光里 写真・上山敬太
ここからどう打つか……悩む、藤田光里 写真・上山敬太
6月21日(金)に開幕した国内女子ステップ・アップ・ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」の2日目。初日に「68」で2位タイ発進した藤田光里が、2日目の今日も「69」とスコアを3つ伸ばし、首位と1打差の通算7アンダー・単独3位で本戦へと駒を進めた。2日連続で60台のスコア。何がよかったのかを本人に聞いてみると、

「そんなにすごいスコアを出したつもりはないんですよ(笑)。ただ、バーディの数が増えて、ボギーの数が少なくなっただけで。スタート前も今日はイーブンで回れたら、くらいの感じだったので」

2日目で唯一、15番のパー4をボギーとした。気になったので、本人に解説を求めると、
「ティショットがフェアウェイ左側の木の根元にいってしまったんです。しかも、芝の張替えをしたのか、芝と地面との段差にボールがあって、普通にはスイングができませんでした。念のため処置を受けられないか、競技委員に確認してもらったんですけどダメで。アンプレヤブルするなら、1ペナを払って2クラブレングス以内でリプレースできるといわれたんですけど……」

練習ラウンドのときから15番を警戒していたという藤田。改めてこのホールを検証してみよう。15番のレイアウトは下記だ(イラストは大会HPより引用)。ちょうどセカンド地点の左右から木が迫り出し、フェアウェイを狭くしている。ティショットがうまく打ててもセカンド地点からは池越えショットが待っている。
静岡カントリー浜岡コース15番ホール
静岡カントリー浜岡コース15番ホール
「ここはティショットがすごく難しいんですよ。ドライバーで狭いフェアウェイに行けばいいんですけど、私の弾道が低めなので、セカンド地点にある左側の木を越えられるかがカギでした。3Wで打っても右に飛べば、右側にある木を越えられないセカンドの距離が残る。だからといって7Wで打っても、がんばって池越えしないといけない距離が残るので……」

状況により15番で使うクラブは1W/3W/7Wと変わるが、この日は7Wを選んだ。フォローの風があり、ティアップして高めの球を打てばボールは前に行ってくれるだろうとの判断だった。しかし目論見は外れ、ボールはフェアウェイ左側の木の根元へ。その状況が下記写真だ。これは確かに打ちづらい。
これは普通に打てない! 写真・上山敬太
これは普通に打てない! 写真・上山敬太
「1ペナ払って3打目勝負するより、左打ちをして10~15ヤードくらいフェアウェイに近づけばいいな、と左打ちすることを選びました」

結局、7番アイアンで左打ちした球は予想よりもショートし、ラフに入れてしまったが、藤田の「最低限ここに出せればOK」という範囲にはおさまった。初日、2日目とボギーを喫した藤田にとって“鬼門”ともいうべき15番だが、最終日はどう切り抜けるのかたずねてみると、

「このホールはボギーで上がれば上出来です。明日も7Wで行きますよ。今日、ティアップして7Wで打つのは合わないと分かったので。もし7Wを使うなら、ティアップせずに打ちます!」

藤田にとって久しぶりの最終日最終組。意気込みを聞くと、
「優勝を意識しすぎて崩れてしまうのもイヤなので、淡々とできることだけをやろうと思います」と、あくまでも冷静だ。そういえば以前、藤田は「新人戦、レギュラーツアーでは勝てたんですけど、ステップ・アップ・ツアーは未勝利。ステップには忘れ物があるんです」と話していた。

絶好のチャンスを迎えた今、“忘れ物”を回収することができるのか……。明日の藤田の戦いが楽しみだ。

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