元メジャーリーガー・長谷川滋利が米シニアツアー2試合に出場

マスターカードジャパン選手権では初日に出遅れたものの、2日目、最終日はそれぞれ1オーバーでラウンド。今後もプロの舞台に挑戦する 写真・ALBA
マスターカードジャパン選手権では初日に出遅れたものの、2日目、最終日はそれぞれ1オーバーでラウンド。今後もプロの舞台に挑戦する 写真・ALBA 【拡大】
 米チャンピオンズツアーの日本開催2試合目、マスターカードジャパン選手権に元メジャーリーガーの長谷川滋利が出場、大いに注目を集めた。結果は出場68人中66位だったが、その実力を知るに十分な戦いぶりだった。

 昨年8月に50歳となった長谷川が同ツアーに出場するのは、これが2試合目。4月に開催された三菱電機クラシックに推薦を受けデビュー。結果は出場78人中72位、初の賞金は1272ドルだった。

 長谷川が初めてゴルフ界で注目を集めたのは2017年、全米アマチュア選手権の予選会を突破して本戦出場を決めたとき。“クールストーリー”として野球界でもゴルフ界でも大きな話題となった。当時49歳の長谷川は出場選手の中で最年長で、本戦の会場が長谷川が所属していたエンゼルスの本拠地・ロサンゼルスに近いリビエラCCだったこともあり、地元のテレビ局や新聞も、大きく報じた。

 この年の3月、PGAツアーカナダのマッケンジーツアーの予選会にも出場したのだが、

「ソニーオープンなど他の米PGAツアーのマンデー予選会にも出場しているが、僕の目標は米チャンピオンズツアーに参戦すること。日本のシニアツアーにも出場したい」

 と、当時の夢を語っている。

 長谷川がゴルフを始めたのは23歳のとき。真剣に取り組むようになったのは13年ごろで、チームメイトたちとよくプレーをしたという。

「エンゼルスやマリナーズでプレーしていたころ、遠征には必ずゴルフバッグを持っていった。少なくとも週一回はプレーしていたし、オフシーズンはほぼ毎日。僕にとってはエクササイズ。ピッチャーで打たれたとき、次のイニングでは気持ちをゼロに戻す。それはゴルフでも同じ。ダブルボギーを打って、次のホールでバーディで取り戻そうとするのは絶対にダメ。パー、パーと我慢して、そうするともしかしたら、その次にバーディが取れるかもしれない。ボクはそう思っている」

 長谷川が意欲を見せている米チャンピオンズツアーは、例年11月に行われる1次予選を経て、72ホールの最終予選会を受験、フルメンバーになれるのは上位5人だけだ。長谷川は1次から挑むことになるが、最終予選にはレギュラーツアーで活躍したトップ選手や日本のシニアツアーの賞金ランク上位5人など、1次を免除された面々が加わる狭き門だ。

「今はとにかく経験を積むことが大事」

 と受験した、日本プロゴルフ協会のプロテストも1次予選を突破。確実に夢に一歩ずつ近づいている長谷川。同じロサンゼルス在住とあって親交の深い丸山茂樹とともに、日米両ツアーの舞台に立つ日が来るのかもしれない。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年7月2日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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