「勝ちたかった~」3戦連続惜敗の河本結 表彰式の裏で見せた貪欲な姿勢

最終日1打差2位から出た河本結。ミドルパットを決められずに今季2勝目を逃した
最終日1打差2位から出た河本結。ミドルパットを決められずに今季2勝目を逃した 【拡大】
宮里藍が大会アンバサダーを務めた国内女子ツアー「宮里藍サントリーレディスオープン」。17年の賞金女王、鈴木愛が2位に1打差で今季2勝目を挙げた。表彰式ではダブル”あい”の共演で多くのギャラリーが鈴木を祝福したが、同時刻の練習グリーンで一人の選手がボールを転がしていた。2打差の3位タイで終えた河本結だ。

河本は、昨年から女子ツアーで目覚ましい活躍を見せる1998年度生まれのいわゆる黄金世代の一人。昨年のプロテストに合格し、今年のアクサレディスでツアー初優勝を遂げた。そして今大会、第3ラウンドが悪天候の影響でサスペンデットとなり、大会最終日に第3ラウンドの残りを行い、河本は首位と1打差の2位で最終ラウンドを迎えた。2勝目のチャンスが訪れたが、最終ラウンドは17ホール連続でパーを重ね、最終ホールの1バーディ(ノーボギー)のみで敗れた。

最終ラウンドは試練続きだった。「間の距離が残って、クラブ選びに迷いました」。ティショットを打ち、2打目の残り距離が、気持ちよく振り抜いてぴったりの距離ではなく、番手間の中途半端な距離ばかり。「常に2本のクラブを持って、どっちで打つか考えていまいた」。短いクラブで強く打つのか。長いクラブで抑えて打つのか。「いいショットを打っても近くにつけることができませんでした」。ショットの感触はよかったが微妙な距離感が合わずにベタピンにつくことはなかった。それでも決められない距離ではない。「ミドルパットが残ることが多かったのですが、それを決めきれなかった」と、悔しさを浮かべた。
表彰式が行われている同時刻、練習グリーンでミドルパットの練習をする河本結
表彰式が行われている同時刻、練習グリーンでミドルパットの練習をする河本結 【拡大】
「中京テレビ・ブリヂストン女子オープン」2位、「リゾートトラストレディス」3位と、出場3試合連続で惜敗。それに加えて「(宮里)藍さんお冠の大会なので本当に勝たかったんです」。ホールアウト後、すぐにコースを出る選手が多い中、河本は練習グリーンに向いミドルパットの距離を転がし続けた。「悪いままのイメージを残したくないというのもありますが、いいパットをした感触をそのまま続けたいと思っていたので、気持ちの切り替えですね。それに勝てなかったということは、何かが欠けているということ。ミドルパットを打つ機会が増えてきてそれを決められなかったので。ちょっとでも積み重ねだと思うんです。次勝てるように調整しているのが一番の目的です」。今季14試合に出場して優勝1回、2位1回、3位2回など賞金ランキングは6位につけている。優勝に対しての貪欲な気持ちが、河本の強さかも知れない。

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