会心の1打が敗因!? 5度目の最終日最終組も失速でV逸した大城さつきの大きな収穫

自身5度目の最終日最終組に入ってがまたしても優勝に手が届かなかった大城さつき
自身5度目の最終日最終組に入ってがまたしても優勝に手が届かなかった大城さつき 【拡大】
またしても優勝には手が届かなかったが、表情は明るかった。2009年のプロテストに合格し、プロ10年目の29歳・大城さつき。2017年に初シードを獲得し、これまで何度も優勝のチャンスが訪れてはいたが、優勝カップをかかげたことはない。国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」は首位タイで最終日を迎え、自身5度目の最終日最終組に入った。前半2つ伸ばして首位をキープして折り返したが、後半42と崩れて、76。通算3アンダー、20位タイと沈んだ。

「今まで以上に残念だし、悔しいです。だけど自分がいつも後半に崩れる原因が分かったので、そこはすごくよかったと思います」

4度目の最終日最終組に入った今年のヨコヤマタイヤPRGRレディスは、前半4つ落として優勝戦線から離脱したが、それ以前の3度の最終日最終組はいずれも後半にオーバーパーを叩いて失速している。最終組以外でも優勝のチャンスが訪れると後半崩れることが多かった。

今大会、9番(パー4)で2つ目のバーディを奪って気分よく後半に向かった。10番(パー4)で「今日イチというぐらい会心のショット」と、後半勢いをつけるために最高のティショットを放った。と思われたが、これが失速の大きな要因だった。
9番(パー4)でバーディを奪って気持ちよく後半に入ったが勝負のスイッチを入れるのが早すぎた
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「ゴルフは後半からだと思っています。だけど私の場合は、後半とっても勝負をかけるのが早い、とラウンド後、知人に指摘してもらいました」

大城自身は無意識だと話すが、その知人によれば10番のティショットは“勝負のスイッチ”が入り、会心の1打となった。「一度力を入れたら、力を抜くのが難しいし、9ホール続けるのは疲れる。残り3ホールが勝負」と会心のショットを出したのが早すぎたのである。実際10番の2打目はピンまで50~60ヤードだったがグリーンをオーバーし、アプローチも寄せられずにボギーを叩いた。大城自身、「10番のティショット以降、微妙なパットが入らなくなったり、ショットが曲がりはじめました」と、力感のコントロールができなかったという。

「スイッチが入るのが早いという自覚はありませんでしたが、回りから見るとそう見えたんですね。ずっと次こそは、次こそはって思って自分の欠点を探していましたが、見つけられていないから同じことを繰り返していたのだと思います。でも、今日明確になりました」

技術やマネジメントの失敗を見つめ直したことは何度もあった。しかし、“勝負のスイッチ”の入れどころは考えたことがなかった。「1つのティショットで変わってしまう。奥が深いですよね。今日の一番の収穫です」。ラウンド中、何でうまくいかないんだろうと考えていたが、知人のアドバイスですっきりした。「今は、早く優勝争いしたいっていう気持ちです。けっこう前向きです」。後半に42を叩いて大失速したが、大きな収穫に笑顔を見せた。次に大城が優勝争いに加わった時は“経験の集大成”の見せ場となる。

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