人は人。我が道を貫く大出瑞月

苦手意識しかないという葛城ゴルフ倶楽部で大会2日目に4つスコアを伸ばした大出瑞月 写真・村上航
苦手意識しかないという葛城ゴルフ倶楽部で大会2日目に4つスコアを伸ばした大出瑞月 写真・村上航
ヤマハレディースオープン葛城の2日目。風が吹くと難易度が増す葛城ゴルフ倶楽部で、この日4つスコアを伸ばし、トータル1オーバー、11位タイで予選を突破した大出瑞月。初シード元年として挑む今季は出場5試合中、予選を通過したのは今大会を含めて2回と苦戦を強いられている。原因は課題としているパターだ。

「今日もパターがいいわけではないんですけど、悪いなりに何とかできてるっていうのがあって。ゆるみながらも出球の方向さえ合えば、このコースは(グリーンが速いので)転がってくれる。だから入っているっていうのはありますね。でも、いつ崩れてもおかしくはないです……」

開幕戦で比嘉真美子、2戦目のPRGRレディスで鈴木愛が優勝。二人が大出と同じPING契約ということもあって、周囲から「この波に続かないとね」とよく声をかけられているという。そんな声に大出は、

「そんなわけないじゃん。(私には)まだ流れも何もないんで。他の人が勝ってるからとか、同世代が勝ってるから、とかはまったく関係ないです。人は人。私はただ我が道を行くだけです。焦ったら負けだと思いますし」と、あくまで自分の置かれた状況を冷静にとらえている。

パットに悩む大出は、これまでもパットの名手である鈴木にアドバイスをもらったり、鈴木の練習から何かを学ぼうとしてきた。しかし、オフの合宿でデータ上では自分が鈴木とは真逆のストロークタイプということを知り、

「愛ちゃんは軌道がイントゥイン。でも、私は真っすぐ引くタイプで『真逆だよ』っていわれたんです。それを聞いて、愛ちゃんのパッティングを参考にしていていいの? と一瞬思いました。でも、やっぱり愛ちゃんのリズムとボールの転がりはすごくきれいなんで」

データ上ではピン型よりもマレット型のパターが合うはずだが、これまで大出のエースパターはピン型。他のタイプのパターを試しても、結局ピン型に戻るという。

「ストロークタイプが違ってもやっぱり勉強になるから、これからも愛ちゃんを参考にすると思います。データも大事ですけど、結局、私は感覚派なんだなと。もともとピン型が好きだし、ピン型でいこうと。これまでどおり自分の感覚を信じます」

葛城ゴルフ倶楽部に対して苦手意識しかなかったそうだが、今日4つスコアを伸ばしたことは大出の自信になったはずだ。最終日まであと2日、大出がこの難コースにどう対応していくのか、その戦いぶりに注目したい。

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