マスターズまで残り1カ月、松山英樹の悲願達成なるか!?

8回目のオーガスタナショナルで頂点を目指す松山。決戦まであと1カ月を切った 写真・岩本芳弘
8回目のオーガスタナショナルで頂点を目指す松山。決戦まであと1カ月を切った 写真・岩本芳弘 【拡大】
 今季メジャー初戦、マスターズまで1カ月を切った。

 マスターズは松山英樹にとってメジャー大会の中でも特別なものだという。一年間、マスターズのために準備してきたといっても過言ではない。あと1カ月でどこまで調整ができるか、ここからは時間との闘いだ。

「まだマスターズまで頭が回っていないというのが現実。それよりもティショットとパッティングがよくないので、そのことしか頭にないです。初めと終わり、特に終わりのパッティングが入らないとどうにもならない」

 アーノルド・パーマー招待を終えた松山の状態だ。

 今年に入っての松山は、ソニーオープンの51位タイの後、4大会でトップ20に入っている。アーノルド・パーマー招待は33位タイで終えたが、体調不良だったことを考えると決して悪くはない。

 それでも、松山の言葉どおり、パットはランキングも下位に沈むなど低迷、毎試合試行錯誤が続いている。ジェネシスオープンでは、

「打ち方を5種類くらい変えてみたり。練習ではうまくいっていたんですけどね。試合になるとよくない。最初はよくても途中からおかしくなってしまう」

 と、ラウンド中にクロスハンドを試したり、エースパターを替えたり、また戻したりと焦りが感じられた。さらに、アーノルド・パーマー招待では、ショートパットを外す場面も目立ち、

「いい感じで打っていても、あまりにも入らないもんで、ラインも全然読めなくなって、打ち方までおかしくなりました。やっぱり自信を持って打てていないので仕方ない。どれだけ損してるんだろう。パッティングに関しては、ずっと悪いので早くどうにかしたい」

 と、不安交じりの言葉を口にした。パットとともに不調としていたティショットに関しては、アーノルド・パーマー招待で手応えを取り戻したようだ。初日、2日目はキャロウェイの〈エピックフラッシュ・サブゼロ〉にすると右へのミスを連発、3日目はこれまで使用していたキャロウェイの〈エピックフラッシュ〉を使用し、フェアウェイをとらえたのは半分だった。最終日はテーラーメイドの〈M5〉を投入すると、ほぼフェアウェイをとらえた。ドライバーのチョイスに悩んでいたのかと思いきや、

「よくなったのはスイング。今日くらいのスイングができれば、たぶん何を使っても真っすぐ行くと思う」

 松山はショットに不安があるときは、ショットの調整に時間を取られて、パットの練習に取り組む時間がなくなってしまうという。ティショットに光明が見えた今、パットに割く時間が増えれば、この一年、照準を合わせてきたマスターズにピークを持っていくことも不可能ではない。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年4月2日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

関連記事一覧

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ