女子ツアー開幕戦で見つけたニューヒロイン“脇元 華”

2月28日にダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントが開幕した。今シーズンも多くのニューフェースが顔を揃える中、昨年プロテスト合格の脇元華がこれからの活躍を期待させるプレーを見せた。

4日間大会の初日は、8メートル超の強風が吹く中イーブンパーの15位タイ。2日目は2アンダー。トータル2アンダーの8位タイで予選を通過。雨が降り続き10メートルの強風が吹いた3日目は8オーバーと痛恨のラウンドとなったが、2日間の予選を含め、新人らしからぬ落ち着いたプレーぶりは大器の片鱗を感じさせた。

1997年10月生まれの脇元は、昨シーズン大活躍で注目を集めた黄金世代の一つ年上。これまでツアーでほとんど顔を見せなかったのは重なる不運もあった。2016年に受けたプロテストは食中毒になって失敗。17年も2打及ばず不合格。18年のツアー出場権をかけたQTではエントリーミスがあって未受験。18年シーズンは試合に出れるところを探して、台湾ツアーに挑戦していた。台湾ツアーではQTをトップ通過し、サンポレディースオープンで初優勝を遂げている。
脇元 華(わきもと・はな)/1997年10月4日生まれ。宮崎県出身。父親の勧めで8歳からゴルフを始める。2018年プロテスト合格
脇元 華(わきもと・はな)/1997年10月4日生まれ。宮崎県出身。父親の勧めで8歳からゴルフを始める。2018年プロテスト合格 【拡大】
そして迎えた今シーズン開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント。
「初日、2日目はよかったけど、3日目にずいぶん叩いているじゃないか」との厳しい意見があるかもしれないが、3日目にアンダーパーで回った選手はたった二人。この日1アンダーでホールアウトした首位の比嘉真美子は「赤字(アンダーパー)で回れたことは100点満点です」と、コメント。17年の北海道meijiカップで優勝を遂げている森田遙が13オーバーでホールアウトしていることからも、かなり厳しい状況だったことがうかがえるだろう。そんな状況下でミスショットが続いた脇元だったが、動揺することなく前向きにラウンドする姿には自分のショットに対する覚悟が見えていた。覚悟の球を打てるかどうかは、ゴルファーのレベルを左右する。脇元は覚悟の球を打っていた。

脇元がスイングで強く意識しているのは、フェースコントロールだという。
「手元は常に体の前から外さない。手首をこねて手先でフェースを操作しない。そのためにパター用の太いグリップを付けたヘッドが大きい練習用のクラブでボールを打っています。ヘッドが大きいのはフェース面を意識しやすいからです」と、脇元。
練習場ではヘッドが大きいクラブでボールを打ち、フェース面の確認をする脇元。グリップは太いパター用を装着。手首をこねないようにしている
練習場ではヘッドが大きいクラブでボールを打ち、フェース面の確認をする脇元。グリップは太いパター用を装着。手首をこねないようにしている 【拡大】
脇元が使用する大きなヘッドの練習用クラブは、<TRI-ONE IRON Dr.FC>。通常のアイアンヘッドの2倍の重心距離があり、ミスヒットを認識しやすい。このクラブに太グリップを装着し、正しいフェースコントロールを確認しているのだ。8オーバーと不満足なラウンドとなってしまった3日目も、ホールアウト後にドライビングレンジに直行し、その練習用クラブでスイングを確認していた。

脇元のホームページをチェックすると「I won't give up till the very end. I'm special. and Keep shining.」の欧文が大きく掲載されていた。翻訳すると「私は最後まで諦めない。特別な存在として、輝き続けるのだから」と、いったところか。

今シーズン、脇元が光り輝くプレーを見せ続けてくれることを期待したい。
脇元が練習で使用する<TRI-ONE IRON Dr.FC>
脇元が練習で使用する<TRI-ONE IRON Dr.FC> 【拡大】

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