PGAが会員募集の男女区別を撤廃へ。LPGAは「女子は任せて」と申し入れ

2月26日の定例会見での倉本PGA会長
2月26日の定例会見での倉本PGA会長 【拡大】
 日本プロゴルフ協会(PGA)に女性の会員が誕生するかもしれない。昨年末から倉本昌弘PGA会長が男女の区別なく会員を募集するよう改めることを示唆していたが、時期は未定であるものの、今年からその方向性で動き出すようだ。これはPGAの定款に「会員を男子に限る」とは書かれていないため、現状の会員募集要項が男子しか対象となっていないことが定款違反の状態にあるため。
もともと日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は1967年にPGA女子部として発足したが、74年にLPGAとして独立した際、PGAの定款は改定されることなく現在に至る。LPGAの独立以来、男子はPGA、女子はLPGAという棲み分けが当然のこととして誰も疑問を抱かずに来たわけだが、男女平等を徹底しようという世の中になったときに、40年以上にもわたり定款違反をおかしてきたことにはたと気づいたかっこうだ。女性を受け入れるというPGAの方針は時代の趨勢からしていわば当然のことなのだが、そこにLPGAから横槍が入ったという。
倉本会長が説明する。
「LPGAとPGAがうまくやっていくためには女性会員はLPGAに任せていただけないだろうかという申し入れをLPGAから受けました。何度か話し合いをしましたが、我々としては女性会員というよりも会員に性別の区別をなくそうというだけなので、女性を特別どうしようということなので、定款に書かれているとおり、男女の区別なく会員を受け付けるということで理事会の決定にしたがってやるということです」
 3月22日にPGAの総会が開かれるが、今年度の申込みの期限が3月いっぱいで終わってしまうため、いまのところ男女区別なしの募集の開始時期は未定。5月の理事会で募集期日を再決定するという。
 LPGAの申し入れに対して倉本会長はどう返答したのか?
「定款上、うち(PGA)は誰かが申し込みをしてくれば受けざるを得ない。拒否できない。そのときに拒否するとしたら、LPGAさん一緒に戦ってくれますか? 法的根拠はどこにありますか? という話をしているんです。でもそこに法的根拠はないので……」
 男女平等をいかに実現するかは現代の組織にとってシビアな問題であり、この方針転換は組織防衛の側面もあると倉本会長は語った。
 LPGAのティーチング会員はA級に昇格しないと正会員として認められないが、PGAはB級で正会員になれるため、受ける側にとってもメリットのある話。実際にPGAの募集に応じる女子がどれだけ出てくるかは未知数だが、それが現実のものとなったとき、LPGAがどう反応するか、注目だ。

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