畑岡奈紗の米LPGAツアー3年目が始動、さらなる飛躍のために環境を変えて臨む

今年、メジャー優勝の期待もかかる畑岡奈紗。新しい環境は吉と出るか 写真・Getty Images
今年、メジャー優勝の期待もかかる畑岡奈紗。新しい環境は吉と出るか 写真・Getty Images 【拡大】
 畑岡奈紗の米LPGAツアー3年目が、開幕戦のダイヤモンドリゾーツトーナメント・オブ・チャンピオンズで、いよいよ始まった。

 11月のCMEグループツアー選手権以来、約2カ月ぶりのツアー競技となった畑岡は、3日目までは下位に沈んだが最終日に67をマーク、「ショットも日ごとに感触がよくなり、やっと自分らしいゴルフができた」と、まずまずの滑り出しだった。

 3年目を迎え、だいぶコースにも慣れてきた畑岡は、

「昨年の2勝はともに3日間大会だったので、今年は4日間大会で優勝したい。自分らしいゴルフをして、たくさん勝てるようにしたい」

 と目標を立てた。ロレックスランキング7位(1月28日現在)、メジャー制覇に最も近い選手の一人として、期待もプレッシャーもある。その中で実現するために、取り巻く環境を見直した。

 まずは念願だった米国での拠点を手に入れた。フロリダ州の北部、ゴルフ場内にあるコースやジムなど環境が整ったコンドミニアムだ。米LPGAツアーは大会の多くが東海岸で開催されるので、移動などにおいて時間のロスがなくなる。これまではホテル暮らしで、大きな荷物を抱えての転戦だった。ようやく根を下ろして生活できる。

「引っ越しというほど大げさではありませんが、オープンウィークにはしっかり練習したり休んだりしたいので」

 また、キャディは2年間畑岡を支え、共にツアー2勝を挙げたデイナ・ドリュー氏から、グレッグ・ジョンストン氏に変更した。以前はジュリ・インクスターやクリスティ・カーのキャディを務めた大ベテランだ。

「いろいろな経験を積んだ人なので、プレー中に何度も相談しましたし、たくさんの話が聞けてとても心強いです。提案されるコースマネジメントも、私に合っています」

 と、初戦を終えて信頼が生まれた。

 さらに、オフの間にギアのセッティングも見直した。アイアンとウェッジを一新し、新しいボールも試したという。

「試合中はまだ試しながらという感じが多かったし、初日からの3日間は、こんなにパターが入らないというのは初めてで心配になるほどでした。でも最後はいいイメージを取り戻せたので、引き続き練習していきたいです」

 さて、始動というものの、畑岡はオーストラリアでの2戦をスキップ、次戦は2月21日からのホンダLPGAタイランドとなるため、4週間のオフとなる。早速フロリダで1週間ほど過ごし、その後日本に帰国、初戦で得た課題の修正とトレーニングを含めた調整を行う。

 苦しんだ1年目から、着実にステップアップした2年目。3年目にさらなる飛躍を誓う。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年2月19日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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