J・ローズが契約2戦目で早くも優勝。世界1位を惚れさせたHONMAならではの強みとは?

HONMAのドライバーを手に、安定したティショットで大会を制したローズ
HONMAのドライバーを手に、安定したティショットで大会を制したローズ 【拡大】
今年の1月1日にHONMAと契約を結び、1月17日~20日に開催のデザートクラシックから同社製クラブの使用を開始した世界ランキング1位のジャスティン・ローズ。

この使用初戦では34位タイと振るわなかったものの、次戦のファーマーズ・インシュランス・オープンでは初日に首位から1打差の好スタートを切ると、2日目に首位浮上。そこからは一度も首位を明け渡すことなく危なげない優勝を飾った。

使用を開始してわずか2戦目での優勝。しかも、日本のクラブメーカーと契約する世界ランキング1位の選手となると、過去にニック・ファルド、ルーク・ドナルド(ともにミズノ)しかいない。これは非常に稀な快挙なのである。
ローズのクラブセッティング。ドライバー〈TW747 460〉、3-5アイアン〈TW747V〉、6-10アイアン〈TW747 ROSE PROTO〉、ウエッジ〈ROSE PROTO〉
ローズのクラブセッティング。ドライバー〈TW747 460〉、3-5アイアン〈TW747V〉、6-10アイアン〈TW747 ROSE PROTO〉、ウエッジ〈ROSE PROTO〉 【拡大】
稀といえばもう一つ、ローズが使用するドライバーは、HONMAの最新モデル〈TW747 460〉(ロフト9.5度)だが、シャフトも同社製の〈ヴィザードFD-7〉(45.5インチ、XX)を使用している。米PGAツアーでヘッドとシャフトを同一メーカーのもので揃えているプレーヤーはほとんど聞いたことがない。詳しくは後述するが、実はこのヘッドとシャフトを両方つくっている点が、ローズがHONMAを選んだ理由の一つでもあるようだ。

ローズはこの“オールHONMA”ドライバーで、デザートクラシックでは306.9ヤード、ファーマーズでは309.9ヤードを飛ばしている。これは昨シーズン1年間の平均を3~6ヤード上回っているのだ。実際、本間のドライバーの印象について、ローズは1月15日に行われた契約会見でこう語っている。

「ボールスピードは時速3~4マイル(約1.3~2.6m/s)アップした。(前契約先の)テーラーメイドも、機能的で素晴らしいものを作ってきてくれたけど、ドライバーのスピードに関してはHONMAのほうが速くて距離が出ると思う」
優勝を決めた瞬間、喜びを爆発させたローズ
優勝を決めた瞬間、喜びを爆発させたローズ 【拡大】
飛距離ともう一つ決め手となった点として、自分のリクエストが信じられないスピードとクオリティで形になると、サポート体制の充実を挙げていたローズ。同社によると、それこそが前述したヘッドもシャフトもつくるメーカーならではの利点のようだ。

「一般的にプロが使うクラブは、ヘッドとシャフトのメーカーが分かれていますから、プロからの要望を形にしたクラブを組み上げるのに、それら2社間でのやり取りが必要となり、どうしても時間がかかってしまいます。しかし、弊社の場合はヘッドもシャフトもともに山形県酒田市の工場で自社生産していますから、タイムラグの問題を解消しやすいですし、トータルで完成度を上げやすい。対応の速さと精度は日本ツアーの契約プロもみな魅力だといってくれていますし、それが世界の舞台でも実証されたことは感慨深いですね」(本間ゴルフ・広報)

新たな武器を手に2019年最高のスタートを切ったローズ。その肩には、ミズノに続き日本メーカー2社目のメジャー制覇、そして自身にとっては2連覇、本間、そして日本メーカーとしては初の五輪金メダルが懸かっている。

(取材/文・本誌ギア班 写真・Getty Images、本誌写真部)

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