2019年女子ツアーで主流となるのは フェースを返さないスイングだ!

手首の故障などから2回手術を受け、体に優しいスイングを模索した佐伯三貴。2017年にはシード権を失うも、18年にはフェースを返さず回転でボールをつかまえるスイングで賞金ランキング45位に入り、シード復活を果たした。日本女子ツアーでも、米PGAツアー同様にフェースを返さない意識で振っている選手が増えている
手首の故障などから2回手術を受け、体に優しいスイングを模索した佐伯三貴。2017年にはシード権を失うも、18年にはフェースを返さず回転でボールをつかまえるスイングで賞金ランキング45位に入り、シード復活を果たした。日本女子ツアーでも、米PGAツアー同様にフェースを返さない意識で振っている選手が増えている 【拡大】
今年の日本女子ツアーで主流となるだろうスイングのポイントがある。それは「フェースを返さない」だ。

米PGAツアーのトップ選手たちは、腕を使ってフェースを返していない。それはクラブヘッドの進化に伴い、フェースを返す必要がなくなったから。かつてパーシモンヘッドのドライバーは、フェースを返すことでボールをつかまえていた。だが最近のヘッドはドライバーもアイアンも、ボールをつかまえやすくなっている。日本女子ツアーでも、すでに昨シーズンからフェースを返す意識を持たないプロが増えているのだ。

フェースを返さないことで、どんなメリットがあるのだろう? 佐伯三貴のスイングコーチを務める坂詰和久はいう。
「スイングがシンプルになります。体の回転だけでクラブを振りフェースを返すので、腕の動きは必要ないといってもいいでしょう。つまりシンプルにワンプレーンで振ることになり、体に優しいスイングにもなります」

佐伯は手首の故障などで2回の手術を受けている。かつてはダウンスイングでめいっぱいタメをつくって、インパクトに向けて右腕を絞り込んでボールをつかまえていた。このタメからの解放が、体に負担をかけ手術を要するほどの故障につながっていったのだという。

手術後、佐伯は体に負担のないスイングを模索した。そのときに出合ったのが、TPIだった。TPIは、ゴルフスイングに関する人体の機能的および効率化を主に研究する最先端の教育組織。トレーニング、リハビリ、スイング理論などゴルファーの体にまつわるあらゆる事を研究している。そして米PGAツアーのトップ選手のほとんどがTPI認定専門家のサポートを受けているという。
「米PGAツアーのトップ50人の選手のうち49人はTPI認定専門家が関わっています」というのは、TPI JAPANリードインストラクターの中野大介。

米PGA選手たちと体格も筋力も違うから、われわれ日本人にはほど遠い話だなんて思うなかれ。そもそもこのプログラムの研究が始まった裏には、タイトリストのある思惑があったのだという。

TPIはタイトリストパフォーマンス研究所の頭文字を取った略称である。

ゴルフをやめていく人の平均年齢が約60歳というデータがあった。この60歳という平均年齢を伸ばせば売り上げを増やすことができると考え、ゴルフをやめていく人の平均年齢を約65歳にまで伸ばす研究が始まったのだ。つまり簡単にいってしまえば、体に優しいスイングを研究した成果が出たということ。そして、体に優しいから己のパフォーマンスを最大限に上げることができる。それを知る米PGAツアーのトップ選手たちは、こぞってTPI認定専門家のサポートを受けているのだ。

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