2019年、日本で米PGAツアーが初開催、果たしてランキング上位選手は出るのか

タイガー・ウッズが日本でプレーしたのは2006年ダンロップフェニックスが最後。13年ぶりにプレーが見られるか 写真・パーゴルフ
タイガー・ウッズが日本でプレーしたのは2006年ダンロップフェニックスが最後。13年ぶりにプレーが見られるか 写真・パーゴルフ 【拡大】
「月に行く人が米PGAツアーのスポンサー!」

 日本初となる米PGAツアーの公式試合、ZOZO選手権の開催が発表されると、そんな見出しが米国メディアをにぎわせた。“月に行く人”とはもちろん冠スポンサー、ZOZOの代表取締役社長、前澤友作氏のこと。大会の概要とともに、“ビリオネラー(億万長者)”前澤氏の人となりや、ゴルフの腕前などを詳しく伝えるメディアもあった。

 2019年10月24~27日に開催される大会は、9月に開幕する来シーズンの序盤戦。米PGAツアーから前年のフェデックスカップランキングの上位60人が出場し、日本ツアーの10人、スポンサー推薦8人を合わせた78人が予選落ちなしで戦う。

 さて、気になるのは米PGAツアーからどれだけトップ選手が出場するか。特に最大の注目は、参戦すれば日本でのプレーは13年ぶりとなるタイガー・ウッズだろう。しかし最近10年間、この時期のウッズはほとんど試合に出場しない。さらにこれまでは日本ツアーとあってアピアランスマネーが支払われたが、この試合は米PGAツアーメンバーへのアピアランスマネーは不可だ。

 それでもウッズが出場する可能性はゼロではない。ウッズは、19年1月のサウジアラビアでの大会を、自身最高額での招待にもかかわらず断った。

「今のウッズはアピアランスマネーには興味はない。しかし、ゴルフにとって価値のある大会なら参戦する可能性は大いにある」(米ゴルフ雑誌)

 つまり、アジアでのゴルフ発展、また東京オリンピックに向けての盛り上がりに意義を感じ、出場することもあり得なくはない。

 また、同大会が中国で開催されるWGC-HSBCチャンピオンズの前週ということも大きい。アジアに遠征するからには複数の試合に出たいと思うのは当然。ウッズに限らずトップ選手が参戦する大きな理由になる。

 さらに、この大会は昨年までマレーシアで開催されていたCIMBクラシックの後釜となる。賞金総額975万ドルと、CIMBの賞金総額より275万ドルアップ、WGCに近い高額とあって、選手のモチベーションも当然上がるだろう。

 スケジュールを考えるとジャスティン・ローズら欧州勢、さらに11月以降は母国の試合に出るジェイソン・デイやアダム・スコットらオーストラリア勢など、人気選手の参戦は大いに期待ができる。また、CIMBクラシックを2連覇したジャスティン・トーマス、祖父が日系人のリッキー・ファウラーもそろうかもしれない。

 出場資格は現在進行中の18-19年シーズンのフェデックスカップランキングで決まる。どの選手が来日するかを期待して今シーズンを観戦するのも悪くない。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2019年1月22日・29日合併号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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