2017-18シーズン未勝利に終わった松山英樹、まずは1月の優勝者のみの大会出場を目指す

2017-18シーズンを未勝利に終わった松山英樹。まずは優勝者のみが出場できるセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズへの出場を目指す 写真・村上航
2017-18シーズンを未勝利に終わった松山英樹。まずは優勝者のみが出場できるセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズへの出場を目指す 写真・村上航 【拡大】
 米PGAツアーは2017-18シーズンの全日程を終了、早くも新シーズンが開幕した。松山英樹は3戦目のCJカップで6年目のシーズンを開幕する予定だが、ここで5年目を振り返ってみようと思う。

 昨シーズン、松山は21試合に参戦し、トップテンフィニッシュが4回、予選落ち2、棄権1、フェデックスカップランキングは13位で終えた。成績としては過去5年に引けを取らないが、

「何の成果もなく終わってしまいました。なんとなく寂しいシーズンでした」

 と、不満げな表情を浮かべて語った。

 未勝利だったこと、そして最大の目標だったメジャータイトルを獲得できなかったばかりか優勝争いに一度も加われなかったことは、ファンにとって物足りなさを感じさせたことは間違いない。松山自身もそう感じているのだろう。

 しかし終盤、連戦を好まない松山が8週間で7戦に出場、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権にも参戦し、76位でプレーオフへ。そこからは毎週順位をアップさせ5年連続でツアー選手権に出場したのは、さすがのひと言だ。フェデックスカップランキング30位以内で、来年のマスターズ、全米オープン、全英オープンの出場権を獲得できた。松山自身もほっとしたに違いない。

「まだ自分の求めているレベルではないけれど、悪いときに比べたらショットが安定してきました。その結果として終盤でトップテンフィニッシュが2回あったのだと思います」

 CJカップと翌週のWGC-HSBCチャンピオンズに出場し、実質的なオフは例年どおり12~1月だ。しかし、この2試合で優勝しないと、1月のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズに出場できない。

「まずはこの2試合を頑張らないと、オフが長くなりますね。やるべきことがすごく多いのが分かっているので、一つ一つ何をやっていけばいいかを考えて、今までにないようなオフを送りたい。ボクのゴルフはショットでどれだけ伸ばせるか。20位、30位をキープするなら今のままでいいと思うけど、もっと上を目指すなら、ショットをもっと磨かないと。シーズンを通して常にトップテン以内でプレーする力をつけること、そして、たまにトーナメントをリードしていけるようなプレーができたらいいですね」

 と、来るべきシーズンに向けて希望を膨らませている。

 CJカップが新シーズンの初戦となる松山だが、1週前のCIMBクラシックで開幕の予定だったのを、右手首痛のため遅らせた。今年2月には左手親指のツケ根の痛みから1カ月以上戦線離脱したことを考えると無理は禁物だ。まずは万全な体に整えて新しいシーズンを戦ってほしい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2018年10月30日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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