小平「楽しい」、宮里「きつい」。マスターズ初出場二人の明暗

2日間で10オーバーと打ちのめされた宮里優作 写真・岩本芳弘
2日間で10オーバーと打ちのめされた宮里優作 写真・岩本芳弘 【拡大】
今年のマスターズ初出場者二人の明暗が分かれた。昨年の賞金王で「昨年末のワールドランキング50位以内」で招待状を手にした宮里優作は、通算10オーバーで予選落ち。一方、昨年の賞金ランキング2位で「直近のワールドランキング50位以内」で招待状を手にした小平智は、通算1オーバー、23位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。二人の違いはコースに対する印象だった。

宮里は1ホールで流れを逃した印象だ。第1ラウンド、14番まで1オーバーとしのいできたが、15番(パー5)でグリーン奥からの3打目のアプローチをグリーン手前の池に落とすなど、トリプルボギーとして、流れを逃してしまった。2ラウンド目も立て直すことができずに、連日の”77”に終わった。

「いろいろ経験したことがないことが多くて、難しかったですね。距離的にも長いですし。悔しいです」。6番アイアン以上で2打目を狙わなければならない状況、読みにくい風、起伏の激しいグリーン……。特にグリーン上は「2日間で3パット7回では」と、“ガラスのグリーン”と呼ばれる速さと傾斜に対応できなかった。「1回見たので、何らかの準備もできるし、ここを想定してできるので、もう1回帰ってきてなんとかしたい」と再選を誓った。

初マスターズのコースの印象については「きついなと思った。慣れも必要なんでしょうけど、合うヤツは合う。最初からイメージしやすい選手は合ってくる」と語った。

初出場で予選を通過した小平智 写真・岩本芳弘
初出場で予選を通過した小平智 写真・岩本芳弘 【拡大】
その“合うヤツ”は小平智のことだろう。第1ラウンドを71の1アンダーで回ると、風が吹いた第2ラウンドは、チャンスをモノにし、ピンチをしのぎながら4バーディ・6ボギーの74をマークして、初出場で予選通過を決めた。
「いいショットに対してちゃんとバーディチャンスにつくし、弱気なショットを打ったらピンから遠ざかってしまいます。思い切りのいいゴルフをしなさいって、自分が試されている感じです。そういうコースは自分には合っています。自分のゴルフをする環境が整っているので全部が楽しい」。

日本で見せる持ち前の“攻める”ゴルフを中心にマネジメントをした。「一つの目標をクリアしたので、上を目指して決勝ラウンドも攻めて行きたい」と残り2日間も攻めのゴルフを見せる。

 ちなみに宮里と小平を含めて日本勢がマスターズに出場したのは31人。初出場で予選を通過したのは小平で16人目と、その確率は約半分だ。初出場者の最高成績は伊澤利光の4位タイ(2001年)。尾崎将司(1972年)、青木功(1974年)、中嶋常幸(1978年)のレジェンド3人はいずもれ初出場は予選落ちに終わっている。



日本勢の初出場予選通過者
戸田藤一郎(1936年29位タイ)
陳清水(1936年 20位タイ)
中村寅吉(1958年 41位)
陳清波(1963年 15位タイ)
石井朝夫(1964年 40位)
河野高明(1969年13位タイ)
村上隆(1976年 37位タイ)
鈴木規夫(1981年 45位タイ)
羽川豊(1982年 15位タイ)
尾崎直道(1990年 33位タイ)
飯合肇(1994年 41位タイ)
伊澤利光(2001年 4位タイ)
片山晋呉(2001 40位タイ)
今田竜二(2009年 20位タイ)
池田勇太(2010年 29位タイ)
松山英樹(2011年 27位タイ)

関連記事一覧

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ