2019年に50歳を迎える丸山茂樹、チャンピオンズでの復帰をにらみ研鑽中

最後に出場したのは2016年ANAオープン。来年9月、抜群のショートゲームが再び見られるか!? 写真・村上航
最後に出場したのは2016年ANAオープン。来年9月、抜群のショートゲームが再び見られるか!? 写真・村上航 【拡大】
 米PGAツアーで活躍した往年の名選手たちが熟練のプレーでギャラリーをにぎわす米チャンピオンズツアー。ここ数年は日本勢のフル参戦がなく寂しいシーズンを送っていたが、来年9月には“マルちゃん”こと丸山茂樹がデビューを迎える。

 丸山は2000年から9季、米PGAツアーに参戦し、通算3勝、生涯獲得賞金は1380万ドルを超えている。

 しかし、左手親指ツケ根の慢性亜脱臼というケガもあり、08年を最後に撤退、ケガは完治まで至らなかった。

 そして約1年前、米国で左手の手術を受けた。その後、試合へはまったく出場せずリハビリに専念、1~3月は例年どおり家族のいるロサンゼルスで過ごしているが、痛みは完全には消えていないものの、これまでにないほど練習は充実している。

「昨年はほぼ1年間クラブを握らなかったから、ゴルフとしてはかなり鈍っていた。だから今は一生懸命。毎日いろいろな打ち方を試して、ああかな? こうかな? って。それがなかなか面白いんです」(丸山)

 米PGAツアーを主戦場としていたころは筋トレで体をつくり上げていたが、現在はトレーニングを封印。毎日ボールを打ちラウンドの回数を増やしながら、年齢に見合った体力づくりで、感覚を取り戻している。

 現在取り組んでいるのは、左手親指に負担がかからないよう、長いクラブに限って“ベースボールグリップ”にすること。80ヤード以内はこれまでどおりオーバーラップで握っている。

「ボクのゴルフの肝といえる小技のフィーリングは、やはりオーバーラップが必須。グリップを変えると必然的にスイングも変わるから、特にドライバーショットは大きな挑戦。日々試行錯誤を繰り返しています」(丸山)

 米PGAツアーに主戦場を移した年に生まれた長男・奨王クンはジュニアで着実に実績を重ね、今秋、大学に進学予定だ。

「息子の頑張りも刺激になっています。週末は一緒に練習、ラウンドしています」(丸山)

 米チャンピオンズツアーといえば、ベルンハルト・ランガーが現在36勝と圧倒的な強さを発揮、60歳になってもドライバーの飛距離は290ヤードを誇る。

「米チャンピオンズツアーの選手はみんな飛ぶし、本当にうまいですよ。やっぱり出場するからにはベストな状態でトップと戦いたい。どこまでできるか分からないけれど挑戦したい」

 と意欲を見せている。

 来年は丸山以外にアーニー・エルスらが50歳を迎える。丸山の誕生日はシーズン終盤のため、来季の出場が6試合以下であれば20年をルーキーとして戦うことができる。かつての仲間たちと戦う姿が見られる日が、本当に待ち遠しい。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2018年4月3日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

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