小祝さくらのバンカードリル

ヘッドが砂を打った瞬間にクラブを離す。ミート率を上げるドリルだ。バンカーショットを行う小祝の後ろで見守るのは、コーチの辻村明志と小祝と一緒に練習に励む藤崎莉歩  写真・鈴木祥
ヘッドが砂を打った瞬間にクラブを離す。ミート率を上げるドリルだ。バンカーショットを行う小祝の後ろで見守るのは、コーチの辻村明志と小祝と一緒に練習に励む藤崎莉歩  写真・鈴木祥 【拡大】
2016年、高校3年時に初めて出場したプロのトーナメント、ニッポンハムレディスでアマチュアながら優勝争いに加わり一躍注目を集めた小祝さくら。昨年のプロテストに一発合格。年末のQTでは9位に入り、今季前半戦の出場権を獲得した。注目の若手選手であるのは間違いのないところ。

開幕戦のダイキンオーキッドレディス、2戦目のヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップと2戦続けて予選落ちを喫しているが、このままツアーで存在感を見せずに終わるような選手ではない。

小祝にとって、あらゆることが初めての体験。ツアーの現場では、プレーをする以外にもさまざまなことをこなしていかなくてはならない。試合会場への移動、メディアの取材、ホテルでの暮らしなどなど。それらのことに慣れてくれば、実力を余すことなく発揮できるはずだ。本人は予選落ちに悲観することなく、淡々としているという。それは自分の実力がツアーで通用するという自信の表れなのではないだろうか。それだけの準備はしてきているのだから。

コーチを務める辻村明志がいっていた。「ツアーで叩くことを前提に、1年前、小祝と話をしました。ヘッドスピードを43m/sに上げてくれ。そのための練習方法は教えると」。当時の小祝のヘッドスピードは40m/sで、飛距離も230ヤード飛んでいなかったという。そして辻村は明言していた。「ヘッドスピードを43.5m/sまで上げたら、シード権だって確保できる」と。小祝が高いポテンシャルを秘めているからこその言葉だった。

今年2月、ハワイで合宿を行っていた小祝を取材したときに、目を引いたドリルがあった。辻村が小祝に課した練習だ。バンカーショットを行うとき、インパクトの瞬間にグリップから手を離すというものだ。トップから手元を直線的に下ろし、ヘッドの重みで砂をたたく。砂をたたいた瞬間に手を離す。しっかり砂をたたけていれば、ヘッドが砂に突き刺さるようにクラブは飛んでいくという。

「小祝はまだ未熟なところがありクラブが飛球線のほうに飛んでいきますが、上田桃子はヘッドが砂に突き刺さるように飛んでいきますよ」と、辻村。“ボールを上げたい”“バンカーから脱出させたい”という意識がヘッドを下から入れ、クラブを飛球線方向に飛ばしてしまうのだ。ほんのわずかでもヘッドが下から入れば、砂に突き刺さることはないのだという。手元を直線的に下ろすこの動きがショットにも通じており、ミート率アップの効果もあるのだと辻村は説明してくれた。

小祝はこのほかにも、ヘッドスピードを確実に上げるドリルなどを黙々とこなしていたが、そのドリルは週刊パーゴルフ4月3日号で紹介させていただく。興味のある方は、ぜひご覧になってください。

※週刊パーゴルフ4月3日号は、3月20日火曜日発売です。

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