松山英樹、年間王者なるか!? ポイントランキング1位でプレーオフへ

全米プロで惜敗、メジャータイトルに手が届かなかったが、賞金王とポイントランキングの年間王者が懸かっている 写真・Getty Images
全米プロで惜敗、メジャータイトルに手が届かなかったが、賞金王とポイントランキングの年間王者が懸かっている 写真・Getty Images 【拡大】
 松山英樹が今季レギュラーシーズンをフェデックスカップポイントランキング1位で終え、プレーオフへ進出した。開幕直後のWGC-HSBCチャンピオンズ、2月のウェイストマネージメントフェニックスオープン、そして8月のWGC-ブリヂストン招待と、ここまでWGC2勝を含むシーズン3勝を挙げた松山。フェデックスカップポイントは2位にわずか180ポイント差で宿敵ジャスティン・トーマスが迫る中、プレーオフの4戦でフェデックスカップ年間王者を目指す。

「ここまで1位でこられるとは思っていなかったので、いいシーズンだったと思う。頑張らないと年間王者にはなれないので、これからの4試合はすごく大事」(松山)

 との言葉どおり、現在1位の松山がそのまま王者になるには、プレーオフ、特に最終戦のツアー選手権での戦いが重要だ。

 米PGAツアーは、プレーオフのこの4試合で大逆転が起こるエキサイトな戦いにするべく、11年間に何度も細かいシステムの変更を行ってきた。

 例えば、2008年はビージェイ・シンが2試合を残し総合優勝を決めてしまった。一方で14年のビリー・ホーシェルは、最後の2試合に勝利してあっさりと王者を奪い取り、「長いレギュラーシーズンでの結果が反映されていない」と批判の声が上がった。そんなわけで現在のシステムは、レギュラーシーズンでの成績を反映しつつ、プレーオフでの大どんでん返しもある形となっている。

 プレーオフは、最初の3戦に優勝すると2000ポイントが与えられる。出場人数が125人→100人→70人と絞られ、最終戦のツアー選手権は上位30人しか出場できない。ここでポイントは一度リセットされ、出場者全員に総合優勝するチャンスが与えられる。とはいえ実際には「ツアー選手権に勝てば総合優勝」となるのは上位5人のみ。6位以下は、上位陣の動向次第だが、ツアー選手権を制しても年間王者になることはない。

 現在ポイントランキング1位の松山がツアー選手権へ5位以内で出場できる可能性は十分だが、プレーオフで直下の選手の成績次第だ。松山に続いて2位はジャスティン・トーマス、3位はジョーダン・スピース、4位はダスティン・ジョンソン、5位はリッキー・ファウラー、さらにジョン・ラームといったヤングガンが顔をそろえる。

「年間王者を目標にしてきたわけではないけど狙える位置にいる。正直なところ、それがどんな意味を持つのか想像もできないけど、最終戦までトップ5にいられたら、年間王者も狙えると思うし、自信はある」(松山)

 年間王者のボーナスは1000万ドル。高額賞金の行方に松山が絡むとあって、今年は特にエキサイティングな1カ月となりそうだ。

文・武川玲子
※週刊パーゴルフ(2017年9月12日号)掲載


武川玲子(たけかわ・れいこ)
大阪府出身。米国・ロサンゼルスを拠点に、米PGA、LPGAツアーを精力的に取材している。2011年にはその綿密な取材活動をたたえられ、LPGAグローバルメディア賞を受賞している。

関連記事一覧

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ