「次なる目標はギャラリー数増加とテレビ視聴率アッ」プとワン会長

米女子ツアーの韓国人プロにはおなじみのボルビック。シェラ・チョイも契約する一人
米女子ツアーの韓国人プロにはおなじみのボルビック。シェラ・チョイも契約する一人 【拡大】
 就任5年のマイク・ワン会長が「来年は5月に新しい大会、「ボルビック選手権」(米国ミシガン州・トラビスポイントCC)が加わる」と発表した。日本ではまだなじみはないかもしれないが、「ボルビック社」とは韓国最大のボールメーカーで、最近はカラフルなカラーボールで人気を博し、米ツアーでは多くの韓国勢が使用している。来季ている。来季のスケジュールの全容は未発表ながら、これで2016年は公式戦、国・地域対抗のインターナショナル・クラウンを加えると34試合が開催されると見られる。

「この5年間、まずは試合数を増やしてツアーを成熟させることに専念してきた。34は目標としてきたもので、最適な試合数だ」

 とワン会長は胸を張るとともに、成し遂げた大仕事にほっとした表情をみせた。

 前任のビベンズ会長が選手会からリコールされたのは10年で、翌年は23試合と危機的状況だった。「米LPGAツアーのメンバーは英語を話すこと」という規定を作って外国人を排除しようとしたビベンズに対し、ワン会長は「グローバルツアーを目指す」とアジア勢の人気をうまく利用して積極的に海外に進出した。その結果2月と10月の2度のアジアシリーズ、バハマ、英国、フランスと外国を巡り、現在北米以外で11試合が開催されている。そして日本のANAをはじめ台湾のスインギングスカート、韓国の起亜自動車、そしてこのボルビックと多くのアジア企業を冠スポンサーに迎えることに成功した。

 ちなみに現在開催されている秋のアジアシリーズは出場人数(70~80人)が少なく予選落ちのない試合が続く。「これはシーズンを頑張ってきた選手へのご褒美の試合。そうすればトッププロたちがこぞって出場し、アジアでもいい試合が見られる」というのがワン会長の戦略。次の目標に「ギャラリー数の増加とテレビ視聴率のアップ」を掲げ、まだまだワン会長の挑戦は続く。


文・武川玲子

週刊パーゴルフ(2015年11月10日号)掲載





武川玲子(たけかわ・れいこ)

大阪府出身。米国を拠点に、米PGAツアーと米LPGAツアーを中心に精力的な取材活動を続けている。ParOn.だけでなく週刊パーゴルフでもコラム等を執筆中!

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