松山英樹、全英オープン現地リポート


松山英樹、全英オープン現地リポート
The Open Champion Ship Special Gravure

Muirfield, Gullane, Scotland
July 18-21,2013

Text by Hiromu Odaka
Photograph by Wataru Murakami

英国初上陸だった松山。今後はRBCカナディアンオープン、WGC-ブリヂストンインビテーショナルを経て、全米プロゴルフ選手権に挑む予定だ
英国初上陸だった松山。今後はRBCカナディアンオープン、WGC-ブリヂストンインビテーショナルを経て、全米プロゴルフ選手権に挑む予定だ 【拡大】

「ポットバンカー、重い海風…… 。すべての経験が未来につながる」

 初出場の全米オープンで10位タイに入った松山英樹は、多くのモノを得て帰ってきた。メジャーの舞台。どんなコースで、ライバルたちはどんなゴルフをしているのか。それらを目の当たりにするだけでも、感じられることはある。

 全英オープン(7月18〜21日、英国・ミュアフィールド)は、アジア地区予選を勝ち抜いて出場権を獲得した。試合前には、

「英国のリンクスは日本とも米国とも違います。全英オープンで勝つためには全英オープンの戦い方があると思うので、経験することが大切」(松山)

 と語った。実は、英国に足を踏み入れること自体が初めてで、全英の舞台を初体験したのは大会前週の土曜日だった。

「ハーフで嫌になりました。難しいです」(松山)

 硬くてうねりのあるフェアウエーやグリーンは思いどおりにボールが転がらない。さらに、小さくてアゴの高いポットバンカー。4番アイアンでの転がしのアプローチ。花道から30メートルのパッティング。フォローの風に乗ったボールは硬いフェアウエーをどこまでも転がる……。初めて経験することばかりだった。

 マスターズの舞台、オーガスタナショナルGCでの初ラウンドはノーバーディの86。ミュアフィールドもそれに匹敵する、ノーバーディの84。リンクスの洗礼を浴びた。

「フェアウエーがこんなに硬いコースでプレーするのは初めてでした。アイアンもフェアウエーウッドも、打つのがすごく難しい。日本で低いボールを打つ練習をしてきましたが、硬い地面だと違った打ち方をしないといけない。風も海風だからか、日本や米国と違って重いですし……」(松山)

 どういう状況でどういうショットが必要なのか。全英オープンの戦い方を十分に経験した。 

 マスターズに初出場したときは、4日間通算1アンダーでローアマを獲得し、高い順応性を見せた。今回の全英オープンでも貴重な経験を積み重ねた。

「優勝するためには、やはり優勝争いの雰囲気を経験することが大切ですね。まずは優勝争いをすることです」(松山)

 ルーキー松山英樹は、さまざまな経験を加えることで、大きな夢に向かって一歩、そしてまた一歩近づいていく。


Weekly Pargolf 2013年8月6日号掲載

関連記事一覧

ツアー最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ