ツアーで左手親指負傷の選手が急増するナゾ

左手親指負傷により、ダイヤモンドカップを欠場した川村昌弘(写真は2013年日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯より)写真・鈴木祥
左手親指負傷により、ダイヤモンドカップを欠場した川村昌弘(写真は2013年日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯より)写真・鈴木祥 【拡大】
 ダイヤモンドカップゴルフ(5月30~6月2日、茨城県・大洗GC)初日、川村昌弘が左手親指の故障で朝に欠場を決めた。同週の火曜日には、諸藤将次が欠場を発表。同じ箇所を故障したのが理由だが、諸藤のほうは川村よりも深刻で長期離脱の可能性もあるという。

 左手親指の故障に悩むのは若手だけではない。丸山茂樹や伊澤利光も苦しみ、ツアーの出場権を失った原因になっている。さらに、ジャンボ尾崎もテーピングでなんとか痛みをこらえながらのプレーが続いている。なぜ、こんなにも多くの選手が左手親指の痛みに襲われているのだろうか。

 日本ゴルフツアー機構のオフィシャルアスレチックトレーナーであり、ツアーフィットネスカーを運営する株式会社プレジャーの成瀬克弘氏は次のように語る。

「左手親指を痛める選手の共通点として、トップからダウンスイングへの切り返しが早いことが挙げられます。ボールを打ちにいく体勢ができる前にダウンスイングを行い、左足に体重が残るリバースの形のまま、強引にインパクトを迎える。そうすると、左手親指に負担がかかってしまう危険性も出てきます」

 どちらかといえばダウンスイングからインパクトにかけてヘッドを走らせることで、飛距離を稼ぐタイプが多い。川村はそこまでのタイプではないが、ボールにヘッドをぶつけて低い球を打つのが得意だけに、それを繰り返していくうちに痛めた可能性もあるだろう。

 ケガを防ぐには、トップからダウンスイングへの切り返しをゆっくり行うといいそうだ。確かに藤田寛之や谷口徹らはトップからダウンスイングへの間があるせいか、左手親指を故障したという話は聞かない。そのぶん飛距離は落ちるものの、プロとして一番怖いケガの危険性は少なくなる。特に、飛ばし屋にとっては難しい問題のはずだが、ゴルフファンにとっては欠場選手が多くならないことを願うばかりだ。


※では、アマチュアゴルファーが左手親指のケガを防ぐにはどうすればいいか。新装となる6月25日号(6月11日発売)の週刊パーゴルフで取り上げているので、ぜひともチェックを!

文・山西英希

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