ゲインブリッジLPGA・アット・ボカ リオ

米国女子

河本結が“デビュー戦”で暫定2位発進 米国のファンも魅了の初ラウンドに「ワクワクドキドキが止まらない」

“デビュー戦”で暫定2位発進を決めた河本結 ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ(2020)(初日) 写真・岩本芳弘
“デビュー戦”で暫定2位発進を決めた河本結 ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ(2020)(初日) 写真・岩本芳弘

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 ジェシカ・コルダ -6 -6
2T キム・セヨン -4 -4
2T 河本 結 -4 -4
2T Patty Tavatanakit -4 -4
5T Lindsey Weaver -3 -3
5T カルロタ・シガンダ -3 -3
5T 林 希妤 -3 -3
8T Robynn Ree -2 -2
8T 横峯 さくら -2 -2
8T アンジェラ・スタンフォード -2 -2
<ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ 初日◇23日◇ボカ・リオGC(フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>

名刺代わりの好プレーで、“Yui Kawamoto”の名を深く印象付けた。米ツアーデビュー戦を迎えた河本結が、ウェイティングから出場権を得た大会の初日に、5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。慣れないバミューダ芝や、ラウンド途中に強まり始めた風にも負けず4アンダーを記録した。初日は豪雨による中断の影響で日没サスペンデッドとなったが、暫定2位タイと好発進した。

待ちに待った米国ツアー初ラウンド。晴れの舞台だが、スタートホールの1番ティから河本はリラックスムードだった。「朝から全然緊張しなかった。日本のツアーよりも楽な気持ちで、ビックリしました!」。あまりにも自然体でいられたことに、本人も目を丸くするほどだ。

そして、これがスコアにもいい形で表れる。1番パー5で、残り68ヤードの三打目を1mに寄せて、おはようバーディをゲット。続く2番はラフからのセカンドをグリーン手前のバンカーに入れボギーとしたが、「試合になって初めてのラフからのショット。練習ラウンドでは感じられなかったことを、すぐに試合で味わえた。このボギーが、その後につながりました」とポジティブにとらえると、続く3番、4番で連続バーディを奪った。

後半に向かうにつれ、徐々に風が強まる。それでも安定したゴルフは変わらず、グリーンに乗せて、きっちり2パットで決める危なげないプレーで10番から4つのパーを並べた。14番でバーディを奪った後、16番パー5では15mからのバーディパットが3mほどオーバーするピンチも迎えたが、「チャンスのパー5をボギーにすると、明日に向けて流れが悪くなると思った。きょう一番集中しました」とここでナイスパーセーブ。力強いガッツポーズが飛び出した。

この日のプレーは終始自然体のプレーを貫いたが、やはりそこは異国の地とあって不安もあった。「コースに来ると自分のゴルフに集中できるので、(日本と)あまり変わらないですが、環境も違うし、聞こえてくる言葉も全然違う。(米ツアーの)新人セミナーの時には、それが呪文のように聞こえてつらかったです」。そんな戸惑いを感じていたことも事実だ。

だがこの状況でも、持ち前の“ガッツ”は変わらなかった。今では「なんとなくうまくジェスチャーで乗り切れるようになりました(笑)。アメリカの雰囲気は自分に合っている気がする。ノープロブレムの精神でいけていますね」と適応度を高め、最初のカベも乗り越えつつある。

「日本では味わえないことをたくさんできている。すごく新鮮で、楽しいが止まらないですね」。その表情に暗さなど一切ない。ラウンド後には練習場でクラブを振る河本に、 ギャラリーが声をかけサインや写真撮影をねだるシーンも見られるなど、一日で米国ファンのハートもつかんだ。

「2日目は午後スタート。風も強いので、うまくボールをコントロールしたい。風と友達になれればと思います」。一昨年にプロテストに合格し、ツアー本格参戦のその年にいきなりステップ・アップ・ツアー賞金女王に輝いた。昨年はレギュラーツアー1年目で初優勝も遂げるなど、大きく飛躍。そして今年は米ツアー参戦と、ものすごい速度で海外までたどりついた。2日目、3日目、そして最終日と、日本のルーキーの“注目度”がさらに高まるような活躍を期待したい。

(文・間宮輝憲)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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