ULインターナショナル・クラウン

米国女子

畑岡奈紗は貫禄の無敗もチーム惜敗「2年後もこの4人で集まって勝つ」

「2年後、この悔しさをぶつけられるように頑張りたい、この4人でまた集まって勝てるようにしたいです」と語った畑岡奈紗 ULインターナショナル・クラウン(2018)(最終日) 写真・Getty Images
「2年後、この悔しさをぶつけられるように頑張りたい、この4人でまた集まって勝てるようにしたいです」と語った畑岡奈紗 ULインターナショナル・クラウン(2018)(最終日) 写真・Getty Images
<ULインターナショナル・クラウン 最終日◇7日◇ジャック・ニクラスGCコリア(6,508ヤード・パー72)>

女子ゴルフ世界一を決める「ULインターナショナル・クラウン」は、最終日にドラマが待ち受けていた。大会2日目に強行軍で行われた予選の第3ラウンドは途中でサスペンデッド。3日目が台風25号接近のため中止となり、この日は早朝7時からプレーを再開。12番終了時点で1アップとリードしていた畑岡奈紗と上原彩子ペアが、快調な滑り出しを見せた。

暗さが残るなか、13番パー3のティショットは畑岡、上原ともに1オン。畑岡が先に2メートルに乗せると、上原も奥につけるが、下りの難しいライン。相手の米国チームもジェシカ・コルダが2メートルにつけたが、まず上原が7メートルをねじ込んでプレッシャーをかけると、コルダが外し2アップ。その後も17番までパーを重ねた日本チームが、危なげなく米国を下した。

貴重な勝ち点2をもぎ取った畑岡・上原ペア。予選は3戦とも同じペアで2勝1分けと負けなしの成績。世界の強豪と互角以上の勝負を展開した。「アメリカは毎年のようにマッチプレーを経験していますが、そこから勝ち点も獲ったし、自信になりました」と収穫を強調した畑岡。国際マッチや国・地域別別対抗が豊富な米国選手に競り勝ったことで、今季急成長を遂げた日本のエースがさらに存在感を示した。

もう一方の成田美寿々・比嘉真美子ペアがレクシー・トンプソンとクリスティ・カーに敗れたため、日本はタイとともにグループBの3位。グループAの3位に終わったオーストラリアとワイルドカード枠を懸けてプレーオフに進んだ。各グループ上位2チームとワイルドカードの1枠、合計5チームで争われる決勝ラウンドのシングルス戦を懸けたプレーオフには、畑岡と成田ペアで臨んだ。

もっともいいスコアが勝ち抜き。1人目のスコアが同じなら2人目のスコアで勝敗を決する戦い。使用ホールは今大会の名物ホール、263ヤードの14番パー4。ここで畑岡はティショットを右のウォーターハザードに入れ、成田はグリーン左のラフ。3チーム合計6人で、1オンに成功したのはタイのモリヤ・ジュタヌガーンのみだった。

畑岡は救済を受けて3打目をピン奥に乗せると、成田は左ラフの難しいライからバーディチャンスにつけた、希望を残したかに見えたが、ここで魅せたのはモリヤの妹・アリヤだった。グリーン手前からのアプローチを見事に決めてチップインイーグル。その後、オーストラリアもイーグルを決めることができず、タイの決勝ラウンド進出が決まった。

2014、16年と決勝ラウンドに進んだ日本チームは、はじめて予選敗退。「この4人でベストを尽くしてやった結果で負けてしまったのは残念です。プレーオフを託されたのに残念な結果を残してしまったのは申し訳ない」と唇をかんだ畑岡。2日間、急きょ出場が決まった上原とともに海外勢を倒してきただけに、悔しさをにじませた。

敗れはしたものの「日の丸を背負ってプレーできたことはすごくうれしい、日に日にチームの団結も高まって、たくさんのサポートをいただいてプレーオフまではこられた。いい経験ができたし、今はやりきった感でいっぱいです」と、キャプテンを務めた上原は悔しさと同時に今後につながる手応えも感じた。

残念な結果といえば残念だが、19歳の畑岡をはじめ、全選手が世界トップとの真剣勝負を経験できたのは今後に生きる。「2年後、この悔しさをぶつけられるように頑張りたい。この4人でまた集まって勝てるようにしたいです」と力強くいい切った畑岡。2年後には本大会に加え東京五輪も開催。今回の敗戦を糧に、さらに強くなるチームジャパンに期待を込めたい。(文・高桑均)

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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