全英リコー女子オープン

米国女子

メジャー初V逃した宮里美香が「絶対に必要」と感じる“最終日の爆発力”

14番でイーグルを奪ったものの、悔しい7位タイに終わった宮里美香 全英リコー女子オープン(2015)(最終日) 写真・村上航
14番でイーグルを奪ったものの、悔しい7位タイに終わった宮里美香 全英リコー女子オープン(2015)(最終日) 写真・村上航

リーダーズボード

順位 選手名 スコア 合計
1 インビー・パーク -7 -12
2 Jin Young Ko -1 -9
3T ユ・ソヨン -4 -8
3T リディア・コ -3 -8
5 スーザン・ペテルセン E -7
6 テレサ・ルー +2 -6
7T アンナ・ノルドクビスト -3 -5
7T 宮里 美香 +1 -5
9T Amy Boulden -1 -4
9T メル・リード E -4
全英リコー女子オープン(7月30日~8月2日、英国スコットランド・トランプターンベリーリゾート、6410ヤード、パー72)

 悲願のメジャー初優勝を賭けて挑んだ最終日。宮里美香はトップと2打差の6アンダー、4位タイからスタートした。

 ここまでの3日間、好調のパットでスコアをまとめてきた宮里。1番(パー4)からバーディ発進を決めた。

「ここで今日も昨日と同じように行こうと気を引き締めました」

 強風の中、4番(パー3)をボギーとするも、7番(パー5)で2打目を5メートルに寄せ、3打目を50センチに寄せて難なくバーディ。

 バックナインに入ってから途中、スコアボードを見ていたという宮里は、

「トップと6打差あるのは確認したので、一打一打に集中していくことだけ考えました。バックナインでスコアを伸ばしていければいいと考えました」

 と自分のプレーに集中した。

 ただ、昨日と今日とでは体のキレやコンディションが変わるもの。特に4日目の最終日にもなれば、連日のプレーによる疲れの中で、どれだけ集中力を切らさないかで、スコアは大きく左右される。

「途中でショートパットが入らなくなってしまって……。3日間、入っていたので、今日は入らない日なのかなと思いました。入らないときってあるのですが、『今日がその日なのか……』って」

 好調だったパットが崩れ始めてはスコアは伸びない。そんな中でも、光ったのが14番(パー5)のイーグルだった。ピンまで残り20ヤードの3打目をサンドウェッジでカップに沈めた。

「今日はあれがあったからよかったです」

 と笑うが、悔しい気持ちがないわけではない。後半は4つボギーをたたいてしまい、ホールアウトしてみればスコアを一つ落として通算5アンダーの7位タイ。同大会7年連続出場のなかでは2012年の単独4位が最高位で、それに次ぐ成績だ。

 今年の全英を初制覇したのは韓国の朴仁妃で、最終日に一気に7つスコアを伸ばして12アンダーで逆転優勝した。そんな現状を見ながらこう気持ちを引き締める。

「私の課題は最終日。米ツアーでは爆発的なスコアを出さないと絶対に勝てない」

 米ツアーで酸いも甘いも経験してきた宮里が実感しているのは、最後の最後で勝ちきる力強さと勢いが必要だということ。その力は一朝一夕で手に入るものではないが、今大会の結果を見れば、着実にメジャー初制覇へと近づいているのは確かだ。

 1977年の全米女子プロゴルフ選手権の樋口久子以来、2人目の日本女子メジャー制覇はならなかった。ただ、そこに今、もっとも近い位置にいる選手は宮里美香だろう。それを証明するには十分な4日間だった。

文・キム ミョンウ
横峯さくらは36位タイ、成田美寿々は50位タイで大会を終えた 全英リコー女子オープン(2015)(最終日) 写真・村上航
横峯さくらは36位タイ、成田美寿々は50位タイで大会を終えた 全英リコー女子オープン(2015)(最終日) 写真・村上航 【拡大】
【日本選手のコメント】

横峯さくら(36位タイ、5バーディ、5ボギーの72、通算5オーバー)
「難しいところからでも流れを切らさず、パーセーブして、風の中でもアンダーパーで回れたのはよかったと思います。一つでもスコアを縮められたらと思ってプレーしました。強風の中でプレーして、一辺倒の打ち方では対応できないことを学びました。ここで得た経験を次に生かして、これからの試合で賞金を稼いで、残りの試合に多く出られるようにしていきたい」

成田美寿々(50位タイ、1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの79、通算9オーバー)
「最終日は3日間で学んだことをたくさん出そうと思ってプレーしました。海外に来て思うことはアプローチとパッティングの技術が高いこと。自分はまだそのレベルにまで届いていません。ただ、日本のコースでは風にぶつけていくとか、8番アイアンで転がして打ったりはほとんどないので、そうしたイメージを日本でもどれだけ作れるのかが大事。(宮里)美香さんみたいに上位にいけない悔しさはあるけれど、今回はこの経験を生かして、次のステージに進んでいきたい」

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