全英リコー女子オープン
宮里美香が“会心”イーグルで6位タイ発進!
同組のリディア・コに刺激を受け、好スコアをマークした宮里美香 全英リコー女子オープン(2015)(1日目) 写真・村上航
全英リコー女子オープン(7月30日~8月2日、英国スコットランド・トランプターンベリーリゾート、6410ヤード、パー72)
全英女子オープンらしくない、晴れ間が広がった初日。7年連続出場の宮里美香が海外メジャー初制覇に向け、1イーグル、3バーディ、1ボギーの68、4アンダーの6位タイと好スタートを切った。
「前半からショットがよく、しっかりとパーセーブして、スコアを落とさなかったのがよかった」
と振り返る宮里。
3番(パー5)でバーディを奪ったあとは、9番までパーで耐えるゴルフが続いたが、バックナインから一気にスコアを伸ばす。
「11番(パー3)ではバンカーに入れてしまったのですが、そこをパーセーブできたことが、次につながった」
圧巻は13番(パー4)のイーグル。ピンまで残り151ヤードの2打目を6番アイアンで振り抜くと、ボールはピンの手前からゆっくりとカップに転がり込んだ。
「今日はなかなかバーディも取れず、パットも決めきれないなと思っていたのですが、イーグルが来たのはすごく大きかった。入ったのは見ていなかったのですが、歓声で入ったのがわかりました。全英女子オープンでのイーグルは2回目ですね」
その後も14番(パー5)、15番(パー3)で連続バーディ。16番(パー4)でボギーをたたいてしまうが、
「今日はいいリズムでプレーできた」
と笑顔を見せた。
「いつも初日は出遅れるのですが、今日は同組のリディア・コともいいリズムで回れましたし、それがいい影響になったと思います。彼女のプレーやコースマネジメントは見ていて、すごく参考になります。パットも入る雰囲気が出ていますしね」
現在、世界ランキング2位のリディア・コに引っ張られる形で、スコアが伸びた部分もあったと話す宮里だが、今週は落ち着いたプレーで調子のよさをうかがわせる。
「とにかく今日はスコアを4つ伸ばせたのはよかったです。明日は天候がどうなるかわかりませんが、ショットがいいので、あとはパットが決まればいい流れができる。天候にもしっかり対応してミスの少ないゴルフをしていきたい」
明日も耐えて、チャンスでバーディを取るスタイルで上位を狙う。
文・キム ミョンウ