強風のため難易度が増した最終日。オーバーパーの選手が続出するなか、松山英樹はスコアを2つ伸ばして17番を迎えていた。
序盤からアゲンストが続く中でも、フェアウェイキープ率78.57%とショットが安定。一方パターでチャンスを外す場面も見られたが、16ホールを終えて4バーディ・2ボギーとアンダーをマークしていた。
トップ10入りが見える位置で迎えた残り2ホール。17番パー3はティショットを左のカラーに外し、13メートルを2パットでパー。ボギー続出の18番パー4では、フェアウェイからの2打目をグリーン右サイドの池に入れ、ドロップして打った4打目も寄せきれず2パットのダブルボギー。「72」とイーブンパーで最終日を終え、トータル2アンダー・18位タイフィニッシュとなった。
「どちらかでバーディを獲りたかったけど、最後は状況的にバーディを獲れるシチュエーションじゃない。左に安全にいったのが、全然安全じゃなかったというか、もったいなかった」。前週の「WGC-ワークデイ選手権アット・ザ・コンセッション」でも、最終ホールでダブルボギーを叩いて後退しトータル8アンダー・15位タイ。「2週連続ですごく嫌な上がり方。来週はいい上がり方ができるようにしたい」と、トップ10入りを逃す悔しい終盤となった。
強風の中でも安定したショットを見せた傍ら、課題に挙げたのはショートゲーム。「アプローチも含めて、最近思うようにいっていない。グリーン周りとパッティングが良くなればチャンスも増える」と振り返る。
「もっともっと精度を高められるように」と見据える次戦は、昨年単独首位発進を決めた「ザ・プレーヤーズ選手権」だ。コース記録タイとなる「63」のロケットスタートだったが、コロナ禍で2日目以降が中止となった。“幻”となってしまった2020年大会を追い風に、TPCソーグラスに舞い戻る。
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)
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