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米国男子

「ハッピーエンディングだね」ガルシア、天国のセベに届ける悲願のグリーンジャケット

笑顔でグリーンジャケットに袖を通すガルシア マスターズ(2017)(最終日) 写真・上山敬太
笑顔でグリーンジャケットに袖を通すガルシア マスターズ(2017)(最終日) 写真・上山敬太
<マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

“神の子”セルジオ・ガルシアがついにメジャー大会を制した。2011年に他界したセベ・バレステロス、大会2勝のホセ・マリア・オラサバルに続いて、スペイン人として3人目のマスターズ覇者の誕生だ。マスターズ初出場はアマチュアとして出場した1999年。当時19歳だった少年も、37歳になった。19回目のマスターズで初優勝。74回目のメジャー大会で勝利。待ちに待った栄冠をついに手にした。

99年の初出場時。「小さい頃からボクのアイドルだった」というバレステロスとオラサバルと練習ラウンドを行った。「ラウンドしたのは覚えているけど。正直なところ何を話したか覚えていない。ボクも年をとったからね(笑)。でも偉大な先輩の仲間入りができて素直にうれしい」。

17歳でプロの試合に優勝して一躍脚光を浴びたが、いつのまにかアラフォー世代。若い頃から気性が荒く、やんちゃなイメージが常につきまとった。酔った米国人ギャラリーから罵声を浴びせかけられるたびに、顔を赤くして怒りを表した。欧米ツアーでは合計21勝を積み重ねてきた男が、長かったメジャー初勝利までの期間をしみじみと振りかえった。

「これまでもチャンスはあった、負けたときには『もう勝てないのではないか』と思ったこともあった。でも今はポジティブに考えられるようになったし、何でも受け入れるようになった」と、正直な気持ちを吐露する。“最もメジャー初優勝に近い選手”と言われ続けてきたが、「そう言われることだけでもいい選手の証拠。悪くないと思った。今度はメジャー1勝しかできなかった最高の選手といわれるのかな? それも悪くないけどね」と、ジョークも忘れない。

「メジャーに勝てなかったとしても素晴らしい人生に変わりない、家族、友人の支えがあってここまできた。愛され、助けられてきた人生。長年夢見てきたメジャーに優勝できて、本当にドラマだね。しかもハッピーエンディングだよ(笑)」。

奇しくも最終日の4月9日はバレステロスが生きていたら60回目の誕生日だった。「今週に入ってセベのことは何回か頭をよぎったし、今日もセベのことを考えた」。マスターズ2勝を挙げた永遠のアイドルに少しだけ近づいた神の子。プレッシャーから解放されたガルシアのドラマは始まったばかりかもしれない。

【最終結果】
優勝:セルジオ・ガルシア(-9)
2位:ジャスティン・ローズ(-9)
3位:シャール・シュワルツェル(-6)
4位T:マット・クーチャー(-5)
4位T:トーマス・ピーターズ(-5)
6位:ポール・ケイシー(-4)
7位T:ケビン・チャペル(-3)
7位T:ロリー・マキロイ(-3)
9位T:アダム・スコット(-2)
9位T:ライアン・ムーア(-2)
11位T:リッキー・ファウラー(-1)
11位T:松山英樹(-1)
11位T:ジョーダン・スピース(-1)他

記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)

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