市原弘大 全英オープン(2016)(3日目) 写真・村上航
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67位タイから出た市原は、3バーディを奪ったが11番で8をたたくなど、7オーバー、78。通算11オーバーで80位と順位を下げた。
前半6番までにスコアを1つ伸ばしていたが、7番、8番で連続ボギーとして1オーバーで前半を折り返す。後半に入って悔やまれる2ホールが続いた。10番(パー4)はフェアウエーからの2打目をグリーン右奥まで打ってしまい、アプローチを乗せられずにダブるボギー。続く11番は、ティショットを右の深いラフに打ち込んでアンプレヤブル。ツマ先下がりの3打目は、「左に振り抜けなかった」と傾斜なりにスライスが出てしまい、OBゾーンの右の線路に打ち込んだ。結局このホールは8。わずか2ホールで6オーバーをたたいてしまった。
「7番(パー4)でティショットがフェアウエーにいったけど、そこからボギーにして流れが悪くなってしまった。そして10番、11番と厳しいのが続いた。それ以外は、昨日より風に慣れた感じでプレーできました」
この日もリンクス特有の風が吹き荒れたが、12番以降は「目線の高さで打つイメージの低いボール」を打つことで風に対応できるショットが打てるようになった。
「予選のときのような緊張感はなかったですが、この中でできるのが幸せなこと、それをかみしめながらプレーできました」
初の決勝ラウンドの雰囲気を感じてプレーできた。風の対処法も見つかり、最終日は決勝ラウンドでも粘りを見せる。
文・小高拓