全英オープン

米国男子

記録と記憶に残る激闘を制し、スウェーデンにビッグニュースをもたらしたステンソン

ヘンリク・ステンソン 全英オープン(2016)(最終日) 写真・村上航
ヘンリク・ステンソン 全英オープン(2016)(最終日) 写真・村上航
全英オープン(7月14~17日、英国・ロイヤルトゥルーンGC、7190ヤード、パー71)

 第145回全英オープンは、最終組のヘンリク・ステンソンとフィル・ミケルソンの二人による歴史的な激闘が繰り広げられた。10バーディ、2ボギーの8アンダー、63をマークしたステンソンが、通算20アンダーまで伸ばし、追いすがるミケルソンを退けて通算20アンダーとし、初のメジャータイトルを引き寄せた。

 通算12アンダーのステンソンと11アンダーのミケルソンの最終組。3日目を終えた時点で3位とミケルソンの差は5打あり、この二人のデットヒートが予想されたが、まさにそのとおりの展開となった。

 1番(パー4)でミケルソンが2打目を30センチにつけてバーディを奪うと、ステンソンが3パットのボギーと順位が入れ変わる。しかし、ステンソンが首位を明け渡したのはここだけだった。2番(パー4)で4・5メートルのバーディパットを沈めて首位に並ぶと、3番(パー4)でも4メートルを沈めて単独首位に返り咲き。4番(パー5)でミケルソンがイーブルを奪うが、ステンソンもバーディを奪って抜かせない。6番は互いにバーディを奪い、8番で4・5メートルのバーディパットを沈めたステンソンが抜け出して、前半を終えた。

 後半に入り10番はお互いにバーディ。11番ではステンソンが12メートルから3パットをして再び並走。14番からは3連続バーディのステンソンに対して、ミケルソンは16番(パー5)でイーグルパットがわずかにカップをかすめてバーディ。この時点でステンソンが2打のリードを奪っていた。極めつけは、バーディを取ればメジャー最少の63、4日間の大会史上最多アンダーパー記録となる20アンダーが見えていた18番(パー4)。9メートルのバーディパットをねじ込み、両手でガッツポーズを見せた。

「とってもうれしいよ。自分のプレーをとても誇りに思っている。フィルと素晴らしい戦いができた。二人のマッチレースになるのは分かっていたからね。フィルは最後まで諦めないと分かっていた。逆にいえば、そのおかげで私もプレーしやすくなった。フィルは譲らないだろうし、自らバーディチャンスを作って差をつけようとした。大事なところでバーディをとれてうれしい。スウェーデンのゴルフ界にとっても、特大の出来事だ」

 スウェーデン人として初めてメジャーを制して、記録にも記憶にも歴史に名を刻んだ。

文・小高拓

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