マスターズ

米国男子

松山英樹 ショートアイアンのミスに苦しみ7位タイ

松山英樹 マスターズ (2016)(最終日) 写真・佐々木啓
松山英樹 マスターズ (2016)(最終日) 写真・佐々木啓
マスターズ(4月7日~4月10日、米国ジョージア州・オーガスタナショナルGC、7435ヤード、パー72)

 今季メジャー初戦、マスターズの最終ラウンドが行われ、ダニー・ウィレットが逆転で初優勝を飾った。

 そして、首位と2打差の3位タイで最終組の一つ前から出た松山英樹は、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー、73とスコアを一つ落として、7位タイ。マスターズでは日本勢初の2年連続トップ10入りを果たしたが、悲願のグリーンジャケットに袖を通すことはできなかった。

 最終日、マスターズ初制覇に向けてコース入りした松山は、練習場では笑顔を見せるなど普段と変わらぬ様子だった。パトロンの大きな拍手で1番ティに立つと、3番ウッドを手にしてティオフ。フェアウエーど真ん中をとらえた。2打目はフェアウエーから136ヤード。絶好の位置から9番アイアンで放ったボールはグリーン右手前に落ちる。アプローチは4メートルに乗せたが、パーパットを決められずにボギー発進と、スタートでつまずくとともに、この2打目のミスショットが尾を引くことになる。

 続く2番(パー5)は2オンに成功してバーディを取り返すが、4番(パー3)、5番(パー4)で連続ボギー、続く6番(パー3)は、ティショットを右の木に当てて大きくショート。狭い段の上に切られたピンへのアプローチは、段を上り切らずに花道へこぼれ落ちる。結局このホールをダブルボギーとして、通算3オーバーに後退した。

「精神的にきつかった」と松山が振り返ったように、このままズルズルいってもおかしくない状況だが、「トータルアンダーパーに持っていければ、何が起こるか分からないと思った」と強い精神力を発揮。8番(パー5)、10番(パー4)と2つのバーディを奪って立て直す。

松山英樹 マスターズ (2016)(最終日) 写真・佐々木啓
松山英樹 マスターズ (2016)(最終日) 写真・佐々木啓 【拡大】
 12番(パー3)で4メートルのチャンスにつけたのを皮切りに怒濤のチャンスを演出。13番(パー5)は2メートルに2オン、14番(パー4)2・5メートル、15番は2メートルとそれぞれバーディチャンスにつけ、優勝の期待を膨らませたが、4ホール連続で2パットと1つしか伸ばせなかった。

 前半を終えて7アンダーまで伸ばしていたジョーダン・スピースがインに入って12(パー3)で池に2発入れて7をたたくなど、3ホールで1アンダーまで後退。ゲームは一気に混戦になったが、4ホールのチャンスをモノにできずに優勝戦線から離脱した。

「悔しいショット? 1番の2打目だったり、6番のティショットだったり。いいところから短い番手で打てているのにミスをしていた。ミスは絶対に出ると思うんですけど、それにしてもショートアイアンでのミスが多かったのが苦しかった」

 優勝争いの緊張感はそれほど感じていなかったと振り返ったが、米ツアーでも屈指のショットメーカーらしからぬアイアン、特にショートアイアンでのミスを悔やんだ。

「昨年はグリーンが柔らかく、遅いコンディションでの5位でしたが、今年は風が吹いてみんなが苦労するコンディションでここにいられたのはすごく自信になりました」

 スタートから優勝を意識できる位置はメジャーで初めての経験。優勝には手が届かなかったが、今後のメジャー、そして来年のマスターズに向けて、大きな1週間になった。

文・小高拓


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