全英オープン

米国男子

手嶋多一、13年ぶりの全英も試練の初日

午後4時13分のスタートに強い風と厳しいコンディションに悩まされた手嶋多一 全英オープン(2015)(1日目) 写真・写真・村上航
午後4時13分のスタートに強い風と厳しいコンディションに悩まされた手嶋多一 全英オープン(2015)(1日目) 写真・写真・村上航

リーダーズボード

全英オープン(7月16日~19日、英国スコットランド・セントアンドリュースGCオールドC、7297ヤード、パー72)

 今年の~全英への道~ミズノオープンで優勝し、13年ぶりに全英オープンの切符を手にした手嶋多一が、“試練”の初日を終えた。

 火曜日にペアリングが発表されると手嶋多一の名前は裏面の一番下にあった。スタート時間は16時13分。最終組である。「こんな時間にスタートしたことないですよ」と苦笑いしか出てこなかった。日没は22時近くの全英オープン特有のスタートタイムに手嶋がハマってしまった。 前日は4ホールだけラウンドをして軽めの調整で第1ラウンドを迎えた。

「朝起きてから3回ぐらい寝直しましたよ。何をやっていいかわからなくて。14時ぐらいにコースに来ました」

 未経験のスタートタイムにスタート前から戸惑いだらけ。この日は昼前ぐらいから風が強くなり、気温も下がる厳しいコンディションとなった。手嶋がスタートする時間になっても風がおさまるどころか強まる一方だった。4番(パー4)でバーディ先行としたが、続く5番、6番で連続ボギー。前半を1オーバーでターンする。風がアゲンストになる後半は、難度が増すが、手嶋は16番までオールパーでしのぐ。そしてホテル越えのティショットが有名な17番(パー4)を迎えた。アゲンストに加え495ヤードの距離、ポットバンカーのすぐ奥にピンが切られ、この日バーディが一つも出ていない最難関のホールである。

 ティショットを左のフェアウエーに置き、グリーンまで250ヤード以上残った。「ボギーでいい」と2打目はユーティリティでレイアップをしたが、右に曲げてブッシュの中へ。3打目はブッシュにクラブが絡まって引っかけ、ポットバンカーに入れてしまう。4打目はピン方向に打てずに横に出すだけ。5打目は2.5メートルに寄せたが、ダブルボギーパットを外して、トリプルボギー。終盤にきて最大の試練を受けた。1バーディ、2ボギー、1トリプルボギーの76、139位タイと出遅れた。

「前半に伸ばせなかったのが痛いですね……。13年ぶりの全英オープン、メジャーで楽しみにしていましたが、雰囲気を味わうというどころではなかったですね(笑)、これも僕の人生ですよ。それにしても長い1日でした」

 結局、ホールアウトしたのは日没直前の21時36分だった。手嶋は、夜遅くに食事をとると翌日に疲れが残ることから、最近は20時までに食事を済ませるようにしているが、競技中にその時間が過ぎてしまうとは……。

「そうですよ。時間は過ぎてしまいましたけど、お腹すいたからちゃんと食べます。予選通過は厳しい位置ですが、アンダーパーを出せるようにがんばります」

 聖地のセントアンドリュースだから今年の全英オープン出場は狙っていた。第2ラウンドは11時12分からのスタートだ。聖地とメジャーの雰囲気を堪能しながら、予選通過ラインをにらむ。

文・小高拓

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