ファーマーズインシュランスオープン
松山英樹「流れが来そうなところでうまく打てなかった」
ドライバーショットはほぼ完璧だったがセカンドとグリーン上で苦戦した松山英樹 ファーマーズインシュランスオープン(2015)(2日目) 写真・Getty Images
ファーマーズインシュランスオープン(2月5日~8日、米国カリフォルニア州・トーリーパインズGC、ノースC、6874ヤード、パー72、サウスC、7569ヤード、パー72)
イーブンパーでスタートした石川遼はノースCをプレー。「グリーンが変わったので難しかった」と出だしの12番、13番で連続ボギー。そこから3バーディで1アンダーまで伸ばしたが、後半の6番、7番でまたもや連続ボギーと波に乗り切れず、4バーディ、4ボギーの72、通算イーブンパーの75位タイで先週に続き、1打及ばずに予選落ちとなった。
「ショットもパットもいいものは出せなかった。最初の難しい4ホール(10番から13番まで)を1オーバーくらいで切り抜ければと思ったんですけど。(連続ボギーをたたいた)13番で、それまで左に曲げていたので、それを嫌がって右に出した。あれで流れが悪くなってしまいました」
連続ボギーのあと前半で2バーディと取り戻した。
「アンダーパーに戻せば予選は通ると思って目指したけど、ショットがコントロールできていなかった。特に後半の9ホールはグリーンがかなり跳ねていたんで、いいパットをしても思ったとおり転がらなかった。でも最後の6、7番は外したけど、9番は決められたので、集中力は切れませんでした」
これで今年に入り3試合連続の予選落ち。
「まだ2月と始まったばかり。これから8月まであるので、大きくしっかり自分のゴルフをとらえていきたい。結果が悪いときは誰にでもあると思うので、そこまで結果にとらわれないでやっていきたいです」
一方、松山英樹はサウスCの1番でボギー、3番もボギーとスタートにつまずいたが、5番でイーグルを奪うと巻き返し、9番のバーディで前半一つ伸ばした。しかし、後半は1バーディ、1ボギーに終わり71。通算イーブンパーで石川と同じく75位タイで予選落ちとなった。
「後半はティショットもよくなった。セカンドはまだうまく打てないけど、ドライバーに関してはほぼ完璧な内容だったので、いい感じでプレーした。やっ
ぱりグリーン上とセカンドショットがイマイチでした」
最終18番ではイーグルチャンスから3パットのパーに終わった。
「いいところもあるけれど、大事なところ、最後の3パットもそうだけど流れが来そうなところでうまく打てなかったり、チャンスで入らなかったり、それがこういう結果につながっていると思います」
優勝争いをした次の試合で結果が出ない。
「ヒュンダイも先週も最終日にいいプレーができていないから次の週に崩れてしまう。それは自分の中の感覚であって人には分からない部分。もう少し、最終日のプレーがうまくいき始めたら、その次の週もうまくプレーできるのかなと思います」
松山と石川は来週の試合を休み、それぞれの課題を修正して次戦に備える。