U.S OPEN Championship 2014 全米オープン

全米オープン

米国男子

谷口徹「最後かもしれないので必死でした」

46歳ながら必死で4日間を戦った谷口徹 全米オープン(2014)(最終日) 写真・佐々木啓
46歳ながら必死で4日間を戦った谷口徹 全米オープン(2014)(最終日) 写真・佐々木啓
全米オープン(6月12~15日、米国ノースカロライナ州・パインハースト ナンバー2、7562ヤード、パー70)

 全米オープン第3ラウンドで18オーバーの88という屈辱的なスコアをたたいた谷口徹。ファイナルラウンドはノーバーディ、6ボギーの76、通算29オーバーの67位で4日間を戦い終えた。リベンジをすることはできなかったが、どこかやりきった表情だった。

 前日、88をたたいたあと、

「サッカーW杯の日本戦があるから、ゆっくり見たいと思います。3対0ぐらいで勝ってくれたらいいのに」

 といってコースを後にした。W杯開催地のブラジルとは時差が1時間だけ。日本戦のキックオフは米国時間の夜の9時だった。

「サッカーを見ようと1時間ぐらい前からスタンバイしていたのですが、選手がピッチに上がった段階で寝てしまいました。やっぱり見てる場合じゃないと思って。ちょっとでも元気がなかったらもっとやられそうだったのでね。今日は絶対に頑張ってやろうと思っていました」

 サッカー観戦を封印して、体力温存につとめて最終日を迎えた。しかし、ドライビングディスタンス270.4ヤード(63位)の谷口には、傾斜ぎわに切られたピンをユーティリティーなど長いクラブで攻めるため、厳しい戦いだった。

「12番はユーティリティーで2打目を打って6メートルのチャンスにつけました。バーディが欲しいと思って打ったら下りだったことを忘れて3パットです。今日は打ちのめされていないです。必死にやってたまに3パットしてという感じです。バーディが欲しいのでそればっかり考えていたので。厳しいピンに対して長いクラブで乗せるだけの技術がないんです。1日で日本ツアーの4日戦うぐらい疲れます。肉体的には元気なんですけどね」

 決勝ラウンド進出者の中では最下位に終わったが、4日キレずにプレーできたことには誇りを持った。

「やっぱりメジャーは出たくてもなかなか出られるものではありませんからね。僕はメジャーに出られたことで、うまくなって今の自分があると思っています。出ることによって鍛えられるというかね。今回決勝ラウンドは残念でしたが、予選を通ったのは結構がんばったと思います。これが最後かもしれないと思って一生懸命やりました」

 メジャーに出ることで谷口は成長したという。今回、優勝したマーティン・カイマーがピンの近いバンカーショットですごいオープンに構えているのを見て、早速取り入れた。収穫ではないといいながらも、しっかりと盗んでいるあたりは抜け目ない。46歳の成長はまだまだ止まらない。

文・小高拓

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