
パインハーストリゾート&CCは、1907年にオープンした、アメリカを代表するチャンピオンシップコースだ。設計は名匠ドナルド・ロス。その後ロスは、約半世紀にわたりコースを改修し続けた。そして今回の大会に向けて、コースは改造を決意。亡きロスの設計思想を引き継ぎ、大幅な改修を行ったのは、テキサス州のゴルフデザイン会社・クーア&クレンショー社だ。そのクーア氏に話を聞いてみた。
「既存のコースを生かしたコース改修というのが、私たちのモットーです。パインハーストNo.2を手掛けたドナルド・ロス氏が逝去された年に私は2歳だったので、彼と直接話したことはありません。でも、コースから提供された資料や写真を見て、彼の考えや設計哲学をパートナーのベン・クレンショー(1984、1995年マスターズ王者)とともに、私たちチームは探究しました。それによってパインハーストNo.2は1930年代~1960年代終わりまで、とても高い評価を得ており、個性の強いコースだと分かったのです。だから、今回、フェアウエーを広くし、もともとあった砂地を生かすなど、より自然を生かしたコースにしたのです」
「既存のコースを生かしたコース改修というのが、私たちのモットーです。パインハーストNo.2を手掛けたドナルド・ロス氏が逝去された年に私は2歳だったので、彼と直接話したことはありません。でも、コースから提供された資料や写真を見て、彼の考えや設計哲学をパートナーのベン・クレンショー(1984、1995年マスターズ王者)とともに、私たちチームは探究しました。それによってパインハーストNo.2は1930年代~1960年代終わりまで、とても高い評価を得ており、個性の強いコースだと分かったのです。だから、今回、フェアウエーを広くし、もともとあった砂地を生かすなど、より自然を生かしたコースにしたのです」